TBS放送センター（港区赤坂5）で2月26日、「月曜ゴールデン 税務調査官窓際太郎の事件簿20」の主役を演じる小林稔侍さんを囲む懇談会が行われた。

　同番組は、表向きはダメ税務署員、本当は政財界の癒着を暴く国税庁の陰の査察官という「窓際太郎」を主人公に繰り広げられるドラマ。1998年の放送開始以来、平均視聴率17.3％を記録する人気シリーズで、3月22日の放送で20回目を迎えることを記念して開かれた。

　会場には、窓際太郎を演じる小林稔侍さん、大川博史プロデューサーが出席。小林さんが「こんなに多くの方に集まっていただけると思っていなかったので、緊張して足がすくんでいる」とあいさつし、懇談会が始まった。

　懇談会では、ドラマへの思いや沖縄ロケでのエピソードを披露。「沖縄では豚料理をたくさん食べた。撮影に入るといつも一人でテンションが上がってしまう」と小林さん。「特に若いゲストの女の子がいると、さらに現場が楽しくなる」とも。

　大川さんは「『なぜこんなに税金が取られるんだろう』などという税金に対する疑問や不安は誰にでもあると思う。視聴者の方の興味を引くドラマに仕上がっているのが人気の秘密かも。小林さんは、演じているのはなく窓際太郎になりきってしまった。『太郎だったらもっとこうする』など意見を出してくれる」と話した。

　「どこの街に行っても『窓際太郎』と声を掛けてもらえるのは光栄なこと。中年の男が笑われながらも頑張っているところに共感してもらっているのでは」（小林さん）。

　放送は同日21時～23時4分。