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赤坂の宇宙ベンチャー企業、「人工流れ星」開発中 2020年には流れ星ショーも

同社の創設者で代表取締役の岡島礼奈さん

同社の創設者で代表取締役の岡島礼奈さん

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 赤坂の宇宙関連ベンチャー企業「ALE」(港区赤坂2、TEL 03-3248-1630)が現在、世界初の人工流れ星の開発に取り組んでいる。

同社が提供を目指す人工流れ星のイメージ画像

 2011年9月設立の同社。エンターテインメントを通じて基礎科学の発展に貢献することを目的に、人工的な流れ星の再現を試みる。「地上にいる人に宇宙を舞台にしたエンターテインメントを提供する」ことに加え、人工流れ星の観測を通して、分析の進んでいない「高層大気」の流れや組成の研究を目指すという。同事業はJAXA(宇宙航空研究開発機構)の「革新的衛星技術実証プログラム」の候補にも採択されているほか、大手企業も協賛を表明している。

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 「人工流れ星」の仕組みは、流れ星の素材となる粒を搭載した人工衛星をロケットで地上400キロメートルの宇宙空間へ打ち上げ、軌道安定後に「流星源放出装置」から放出。粒が大気圏に突入し、地上60~80キロメートルで燃焼する様子を地上から見ると「流れ星」として観測できるという。

 同社は7月中旬、2020年春に広島を中心とした瀬戸内地域で、世界初の人工流れ星ショー「SHOOTING STAR Challenge」を行うと発表した。同イベントでは流れ星を観測できる直径200キロメートルの範囲で、厳島神社と「人工流れ星」のコラボレーションや音楽イベントの演出などさまざまなイベントを同時に行う予定だという。

 同社広報担当の梶原浩紀さんは「2020年春の『SHOOTING STAR Challenge』は人工流れ星を見ていただける世界で初めての機会。その後も人工流れ星を活用したイベントを構想中なので、ぜひ当社に注目してほしい」と話す。「普段、『宇宙開発』と聞くとどこか遠いことのように感じられるかもしれないが、人工流れ星は肉眼で見ることができる数少ない宇宙開発。人工流れ星を見た方が、人類の可能性が無限大であることを感じていただき、さまざまなことにチャレンジしていただければとてもうれしく思う」とも。

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