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赤坂の元アイドルの女性バーテンダー、「ベネンシアドール」試験で日本一に

今年度、最優秀「ベネンシアドール」に選ばれた小栗絵里加さん(中央)と、先輩ベネンシアドールの裏裕子さん(左)と、2014年最優秀ベネンシアドールの富田葉子さん(右)

今年度、最優秀「ベネンシアドール」に選ばれた小栗絵里加さん(中央)と、先輩ベネンシアドールの裏裕子さん(左)と、2014年最優秀ベネンシアドールの富田葉子さん(右)

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 赤坂のバー「Algernon Sinfonia(アルジャーノン シンフォニア)」(港区赤坂3、TEL 03-3586-0535)のメインバーテンダー兼マネジャーを務める小栗絵里加さんが、「第17回ベネンシアドール公式資格称号認定試験」で最優秀賞を獲得した。

当日の「最終公開実技試験」で実演する小栗絵里加さん

 ワインの一種であるシェリーのソムリエ資格の取得を目的に毎年行われている同試験。全長約1メートルの「ベネンシア」と呼ばれる細長いひしゃくを使ってワインをたるからくみ出し、グラスに注ぐ技術を競うもの。全国から募った受験者の中から合格者のみ「最終公開実技試験」に進み、日本一を決める。今年は12人が合格した。

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 この試験で最優秀賞を受賞した小栗さんは、以前は秋葉原の「AKB48カフェ&ショップ」などで働きながら活動していた元アイドル。芸能界引退を機にバーテンダーの道を志し、複数のバーで約10年間バーテンダーとしてのキャリアを積んで独立した。

 自身が「シェリー好き」ということもあって今回初めて受験を決意。今月21日の試験当日は、筆記試験と実技試験を受け見事合格した。最終公開実技試験に進んだ小栗さんは、12人中最初に実技試験を行った。「トップバッターというプレッシャーの中、1投目は失敗したが実際にお客さまにお出しする気持ちで『おもてなし』の心を忘れずに残りの3投に取り組み、落ち着いて取り組めたことが評価されたと思う」と振り返る。

 練習は今年3月に始め、1日3時間、毎日欠かさなかったという。「過度な練習で試験1カ月前に肩を壊してしまい、整体院に通いながら練習を続けた。正確さや注ぐ速さ、フォームの美しさなどで競われたが、特に正確さを重視して練習に取り組んだ」と話す。

 今回の受賞は常連客の協力あっての受賞という。「試験を受けることが決まってから、シェリーを初めて注文して好きになってくれたお客さまもいた。協力してくれた常連のお客さまには本当に支えられた」と話す。

 「資格なので、これで終わりではなく、むしろここからがスタート。まだまだ知らないこともあるので、これまで以上にもっと勉強して、お客さまにおいしいシェリーや、マリアージュの楽しみ方などを提案していきたい。今後、シェリーを使ったオリジナルのカクテルも開発していきたい」と意気込みを見せる。

 営業時間は17時30分~24時(金曜・祝前日は翌2時まで)。日曜・祝日定休。

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