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「スーパーホテルLohas赤坂」、プラスチック製「くし」を改良 主原料を石灰石とし、環境に配慮

同ホテル支配人の那覇暁侍さん

同ホテル支配人の那覇暁侍さん

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 「スーパーホテルLohas赤坂」(港区赤坂3、TEL 03-6843-9000)が9月から、環境に配慮した「くし」を導入している。

石灰石を主原料にした新素材の「ライメックス」を使って作られた「くし」

 2015(平成27)年、スーパーホテルが展開する国内107番目の店舗としてオープンした同ホテル。「LOHAS(ロハス)」を基本コンセプトに「ナチュラル」「オーガニック」「スマート」なホテルを目指す。建物は11階建てで、客室数は157室。レディースフロアーや、高濃度人工炭酸泉も設ける。

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 同ホテル支配人の那覇暁侍さんは「(自身が)沖縄県出身ということもあり、海洋汚染の中でもマイクロプラスチックが昨今の問題になっていることを気がかりにしていた。当ホテルでは現在、くし、歯ブラシ、カミソリといったプラスチック製の消耗品が毎日数多く廃棄されており、くしだけでも年間約7000本が廃棄されている。そこで消耗品をプラスチックから自然由来のものに変えていこうと思い、くしの改良から取り組んだ」と話す。

 今回導入した「くし」は、「LIMEX(ライメックス)」という自然由来の石灰石を主原料に、紙やプラスチックの代替として使える環境に優しいとされる新素材で作られたもの。従来のプラスチック製品と比べて石油由来の樹脂を大幅に抑え、リサイクル性能にも優れており、物の価値を上げながらリサイクルする「アップサイクル」も可能という。

 那覇さんは「『ライメックス』を手掛ける企業の協力の下、約1年かけて環境に優しいくしの導入を実現した。プラスチック製品よりコストは掛かるが、掛かった経費は企業努力でどうにかするべきだと考え、コストより自然環境を優先した。くしは現在当ホテルと新橋店に導入しており、折れないタイプのくしから製品化を始めたが、今後はさまざまなタイプのくしも増やしていきたい」と話す。

 「当ホテルの活動は微力かもしれないが、0から1に行動を移すことで何かを生み出すきっかけになると思う。今後はさらに、歯ブラシやカミソリ、客室内のハンガーやゴミ箱などのプラスチック用品も変更し、プラスチックフリーの客室を目指していきたい」と笑顔を見せる。

 チェックインは15時~24時、チェックアウトは10時。

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