赤坂に「てんぷら懐石　久保」（港区赤坂6、TEL 03-3585-3743）がオープンして2カ月がたった。

コースメニューの一つ「枝豆の葛茶巾豆腐」

　6月9日にオープンした同店。席数は、カウンター席のみ9席。店主の久保友彦さんは、2008年から4年連続でミシュラン1つ星を獲得した六本木の懐石料理店で腕を振るっていた。「食材は、産地から直接仕入れた素材のみを使う。天ぷらにする際は、薄い衣になるように揚げ、カリカリの食感と素材の持つうま味を引き出すことを心掛ける」と久保さん。

　メニューは、全7品からなる「雪コース」（8,400円）や全9品の「月コース」（1万2,600円）のほか、旬の素材のみを使った「桐壺コース」（2万2,000円）などを用意する。アルコールは、「獺祭（だっさい）」「九平次」「初亀」などの限定酒として知られる日本酒のほか、シャンパンやワインなども取りそろえる。

　「自分がおいしいと思う味を追求し、料理でお客さまを笑顔にしたい」と久保さん。「空間プロデュースを含め値段以上に満足してもらえるようなおもてなしができれば」とも。

　営業時間は、18時～23時30分。日曜・祝日定休。