東京ガーデンテラス紀尾井町（千代田区紀尾井町）で11月17日、冬イベント「KIOI WINTER ’23／’24」が始まる。

4階「赤坂プリンスクラシックハウス」のイルミネーション（過去の様子）

　今年は「ENCHANTED CHRISTMAS」をテーマに開催する。紀尾井テラス1階の「花の広場」には、光のアートスタジオ「EMISSION」とコラボレーションした高さ約10メートルの生のモミの木を使ったクリスマスツリー「KIOI ENCHANTED TREE」を設置。ツリーの土台には同スタジオが制作したバラのアート「PRISM ROSE」をちりばめ、ツリーとアートの融合を演出する。点灯時間中は20分ごとに、光の演出を約2分間行う。

　初日となる17日の夜は「ライトアップセレモニー」を行う。当日は地域の子どもたちのかけ声に合わせてツリーのライトアップが始まる。セレモニーでは、千代田区立麹町中学校の吹奏楽部のメンバーが「きよしこの夜」を演奏。参加者は演奏に合わせて斉唱することができるという。

　このほか、弁慶濠（べんけいぼり）沿いの「テラスの小道」や4階「水の広場」を中心とする施設内各所でもイルミネーションを展開。約40万球のシャンパンゴールド色のLEDライトを使い施設全体を彩る。同イベント使うイルミネーションをはじめ館内全ての電気には100％再生可能エネルギーを使い、CO2 排出量実質ゼロで環境負荷を軽減しながら街を彩るという。

　12月9日は、2階の「紀尾井プラザ」で「EMISSION」のディレクター松尾高弘さんによる予約制のワークショップ「『プリズムガーランド』制作ワークショップ」（5,000円）を開催。同クリスマスツリーの「PRISM ROSE」に使っている素材の一部を再利用したものなどを使いオリジナルのプリズムガーランドを制作する。

　東京ガーデンテラス紀尾井町担当の瀬川千咲子さんは「この冬は魔法の輝きに満ちたイルミネーションやクリスマスツリーを用意した。当施設のシンボル『赤坂プリンス クラシックハウス』やパブリックアートと共演することで生み出す幻想的な景色が見どころ。『ライトアップセレモニー』では、音楽の演奏やツリーに光をともす演出にも注目してほしい」と話す。「紀尾井町で特別な冬のひとときをお楽しみいただければ」とも。

　ライトアップセレモニーは18時45分～。イルミネーションの点灯時間は16時～23時（4階は22時まで）。ワークショップは要予約。来年2月29日まで（クリスマスツリーは12月25日まで）。