赤坂のアートギャラリー「ギャラリー・トリニティ」（港区赤坂9、TEL 03-3746-1112）で6月2日より、人気アーティスト、ウェンディ・ワグナーさんの国内初の個展が開催される。

　ワグナーさんはグラフィックデザイナー出身のアーティストで、1992年にアメリカ・ヒューストンのArt Institute of Houstonを卒業。昨年5月に「I hope I’m Dreaming」という作品で、アート界で最も権威ある賞の一つ「ハンティング・アート賞」を受賞するなど、世界からも注目を集めるアーティストの一人。

　今回の個展に際して、ワグナーさんは新たに作品を描き下ろした。同ギャラリー担当者は「彼女の作品は幼少時代の思い出や第一印象などを深く掘り下げながら、アクリルやオイルペイントなどを何重にも使い、愛らしいキャラクターを仕上げていく。豊かな想像力にあふれ、遊び心いっぱいの空想世界は子どもにも大人にも感動と笑顔をもたらしてくれる」と、その魅力を語る。

　同ギャラリーは昨年10月のオープン。代表の村田充弘さんは「日本はまだまだ誰もが好きなアーティストやアートを気軽に探し、購入できるような環境が整っていると思えない。また、人生をアートだけで築くことができるアーティストも限られている。そうした状況に対し、アートの作り手と買い手の距離を少しでも縮められるよう、今後も注目のアーティストを紹介していきたい」と話す。

　営業時間は火曜～金曜＝12時～20時、土曜・祝日＝11時～20時。日曜・月曜休廊。6月3日19時からアーティストトークを開く。同20日まで。