虎屋で「子どもとお菓子」展-江戸時代のコンビニ「番小屋」も再現

子どもに背負わせたり踏ませたりする「一升餅」の模型も展示。
実際にその重さを体験することができる。

子どもに背負わせたり踏ませたりする「一升餅」の模型も展示。 実際にその重さを体験することができる。

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 虎屋赤坂本店(港区赤坂4)の虎屋ギャラリーで5月17日から、第71回「子どもとお菓子」展が開催される。 

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 同展では江戸~大正時代を中心に、駄菓子屋や縁日のお菓子のほか、子どもの健やかな成長を願って用意された一升餅や、端午の粽(ちまき)・柏餅などを紹介。赤ちゃんがころころ生まれるようにと願ったころころ餅、出産祝いの鳥の子餅など、子どもにまつわる菓子が勢ぞろいする。

 江戸時代の各町の出入り口には町の治安を守る番小屋があり、警備の傍ら日用品やあめ・干菓子などの駄菓子を販売していたという。現在のコンビニエンスストアのようなものだったその「番小屋」も同ギャラリー内に再現する。

 担当者は「子どもとお菓子がかかわる年中行事では、一風変わった風習が伝わる地方もある」とし、ひな祭りに河原でかゆを作る「お雛粥」や、十五夜に子どもが団子や供え物を盗む「月見泥棒(団子盗り)」なども映像も交えて紹介する。週末限定で、お手玉や双六など、懐かしい遊びを実際に体験できるコーナーも。

 開催時間は10時~17時30分。入場無料。6月16日まで。

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