赤坂の割烹「きはる」（港区赤坂5、TEL 03-3582-5188）が11月1日、ランチ営業を始めた。

店主の上田泰志さん

　店主は、京都や大阪で「おばんざい」の小料理店や松坂牛のホルモン焼き店などを約20年間営んでいた上田泰志さん。弟子にそれぞれの店を譲った後、友人が多いという赤坂に2年前、同店をオープンした。席数はカウンターと個室を合わせて14席。

　店は上田さんが一人で切り盛りしており、原則、予約制。そのためメニューはなく、その日仕入れた京野菜や鮮魚など、旬の食材でコース料理（7,344円～）を提供している。「料理や酒の説明は、文字で書くと分かりづらくなることがある。口で説明したほうが理解していただける」と上田さん。

　11月からは料理人のスタッフが入ったため、数量限定でランチ営業を始めた。ランチメニューの一例は、柿の白あえ、カマスの棒ずし、子持ちアユの甘露煮、サワラの幽庵（ゆうあん）焼き、ナスの煮浸し、漬物などに、ごはんとみそ汁、デザートがつく。米は店内の精米機を使い、精米したてのものを提供する。

「時間にせかされずに、ゆっくりとした時間を過ごしていただきたい。自分へのご褒美のランチとしても利用していただければ」と上田さん。「営業時間は特に決めていないので来店の際には一度お電話いただければ」とも。

　ランチメニューの価格は1,500円。営業時間は11時45分～売り切れまで、18時～深夜。