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2009年度ミスソフィアの早川真理恵さん
2009年度ミスソフィアの早川真理恵さん
「本番当日のことは、ほとんど覚えていないんです」
一番の変化は、多くの人と知り合い、さまざまな刺激を受けること
――ミスコンが終わり半年ほど経過しました。一番変わったことは？
もっとも実感するのは、いろんな人に会えることですね。以前から読者モデルの仕事をやったりもしていましたが、そのときは完全に私個人として。今は、ミスコンの取材でお会いしたメディアの方や実行委員、イベント運営のスタッフの方々からお声をかけていただくなど、毎日が忙しいですね（笑）。映画の試写会や企業のPRのイベントなど、お仕事の内容は本当に多岐にわたっているので、いろんな刺激が受けられるし、卒業前の社会勉強にもなっています。
――ミスソフィアになってからの周囲の反応は？
先日、大学でフレッシュマンウィーク（新入生歓迎週間）があったのですが、そのときに「あ、ミスの人ですよね！ 写真を撮ってください！」と言われて驚きました。まさか、新入生にまで顔を知られているなんて。あと、街中で「上智のミスの人ですか？」と声をかけられることもありました。すごく恥ずかしいけど、嬉しくもあります。
――ミスソフィアでの一番の思い出はなんですか？
やはり、本番直前でバイオリンの弦が切れてしまったこと。特技を披露するコーナーで私はバイオリンを演奏する予定だったのですが、本番開始10分前にバイオリンの弦が切れてしまって…。びっくりして泣きながら実行委員のスタッフに相談したら、みんなが一斉に各所に電話して弦を探してくれたんです。数分後には「大丈夫だから！ 弦見つかりました！」と元気づけてくれたりして。最終的には、たまたま私のバイオリンの先生が大学の近くに住んでいたので、弦を持って駆け付けてくれました。その時には、本当に「あぁ、たくさんの人に支えられているんだなぁ」と心から実感しました。
――昨年の6月にミスソフィア候補に選出され、11月のソフィア祭当日までの半年は多忙を極めたと思います。コンテストが終わった後の感想はどうでした？
正直、緊張しすぎていたせいか、ミスコン当日に「何をしたか」「何を言ったか」とか、ほとんど覚えていません…。先日、ミスコンの様子を撮影した映像を見たのですが、「こんなこと言ってたんだ」「こんな動きをしてたんだ」と恥ずかしいやら懐かしいやらで。でも、終わった瞬間は「あぁ、やっと終わった」と脱力したことは覚えています。ミスコン中はイベントの準備はもちろん、バイオリンの練習のために深夜まで1人で練習したりしていたので、休みの日でも気持ちがはりつめていましたね。「休日なのに休日の気がしない」といった感じで。終了した日から1週間くらいは燃え尽きたような状態で過ごしていました。
――ミスコン中は就職活動とも重なり、大変だったとうかがいました
一番行きたいと思っていた業界の就職活動の時期と、ミスの発表時期が重なっていたので、体力的にも精神的にもキツかったですね。でも、実行委員の子たちとは今でも仲良しだし、上智のミスコン候補者はもちろん、他大のミスの子たちとも仲良くなれて、忙しかったけど「やっぱりやって良かった」と、今は心から言えます。
ミス上智になって人生が180度変わってきている気がします
――大学卒業後は、何をしたいですか？
ミスコンに出る前は、堅い仕事に就いて、幸せな家庭を築くイメージしかなかったのですが、今、いろいろなお仕事を経験させてもらっているうちに、レポーターやキャスターのような仕事にも興味が湧いてきました。一方で、専修がロシア語なのでいずれは「大学院に行く」「留学をする」などの選択肢も考えています。卒業後をどうするかはまだ、はっきり決めてはいないのですが、残りの大学生活の中で、できる限りたくさんの経験を積んで、自分のやりたいこと、進みたい道を決めようと思っています。
――最後に、今後ミスを目指す女のコたちにメッセージをお願いします
先日も後輩に「ミスに出ようと思うんです」という相談を受けました。そのとき、私は「やってみたらいいよ」と即答しました。プレッシャーもあるし、何事も初体験なことばかりで、とても大変なことも多いとは思いますが、学生時代にしかできないことだし、何より私自身がミスコンに出場したことで、大げさでなくて、人生が180度変わった気がします。ミスになれなかったとしても、大勢の人と何かを作り上げたり、今まで自分が知らなかった世界を垣間見たりすることができるので、興味がある人はぜひチャレンジしてみてほしいですね。ミスに挑戦して失うものは何一つなく、得るものばかり！ 私はミスコンを通してたくさんの友人と、たくさんの刺激、そして私自身の成長を得られたと思っています。
Без труда не выловишь и рыбку из пруда.
（苦労しなくては池から魚を釣りあげられない）
ロシアのことわざで「楽して得られるものはない！」
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