朗読会「大和言葉と朗読~美しいことだまと八八の宴~」が8月8日、ホテルアジア会館(港区赤坂8)内のレストラン「Restaurant & BAR 四季」で行われ、約45人が参加した。
名前や言葉を使った折り句づくりなどを通じ、和文化を気軽に楽しんでもらうための講座を開いている「日本折り句協会」(中央区)が主催した同イベント。今回は、折り句作家のMIKAKOさんが解説を、アナウンサーで朗読家の川瀬ななこさんが朗読を担当。「8」が三つ並ぶ令和8年8月8日に合わせて企画した。
当日は、MIKAKOさんが大和言葉や折り句の成り立ちについて解説。在原業平が「かきつばた」の5文字を各句の頭に置いて詠んだ和歌などを紹介した。川瀬さんは、日本語や言霊について説明したほか、「古今和歌集」の仮名序を朗読。古代語と現代語の発音の違いにも触れ、当時の発音を取り入れながら「枕草子」を読み上げた。講座の最後には、参加者も声を合わせて「春はあけぼの」で始まる同作の冒頭部分を音読した。
講座後は、参加者が食事を囲んで交流する「八八の宴(うたげ)」を開催した。
MIKAKOさんは「大和言葉は古い時代だけのものではなく、私たちが日常の中で使っている優しく温かい表現。川瀬さんと一緒に、日本語の素晴らしさを伝えていきたい」とコメント。川瀬さんは「美しい言葉は、口に出すことで心の中に染み渡っていくように感じる。普段からできるだけ美しい言葉を選ぶことが大切」と話した。