ウェザーマップ（港区赤坂5）は1月25日、ホームページ上で全国の「さくら開花予想」を開始した。

　同社は、お天気キャスターを務める森田正光さんが社長を務める民間気象会社。テレビ・ラジオなどでの天気予報解説・番組制作サポート業務、気象予報士による講習・講演会などを実施している。

　昨年10月、社内で「さくら開花予想」プロジェクトを発足させた同社。近年、農業に関連した予報業務の受注が増加した背景もあり、中長期的な予報、生物と季節・気象の関わりについての研究を強化したことが独自の開花予想につながった。

　さくらの開花のタイミングは、主に「冬の冷え込み」「2月・3月の暖かさ」によって変わってくるという。「今年の冬は冷え込んだので、すでに花芽が休眠から覚めた地域が多いと考えられる。2・3月も平年より暖かくなると予想されているので、花芽が早く生長しやすいと判断している。東京は3月24日に開花予定」と同社気象予報士の増田雅昭さん。従来の開花日のみの予想とは違い、日本初の「開花確率」のグラフも公開しており、「花見などの予定を立てる際の参考にしていただければ」とも。

　そのほか、さくら前線（開花予想の等期日線図）、さくらに関する雑学コラムなど、同社所属の気象予報士による関連コンテンツを用意する。

　今後の発表予定は2月15日、は3月1日を予定し、以降、4月ごろまで毎週月曜日に発表する。東北の予想は第2回、北海道の予想は第3回から開始。第3回からは、各地の満開予想も発表する予定。