ヨーデル歌手・北川桜さん主催の音楽ライブイベント「午後のゆっくりコンサート～日本とドイツの交流～」が7月26日と8月2日、赤坂の「ドイツ文化会館」（港区赤坂7）内にあるドイツ＆オーストリアカフェレストラン「Mahlzeit（マールツァイト）」で開催される。

スイスで活動する北川桜さん

　北川桜さんは国立音楽大学を卒業後、2008（平成20）年にスイスで行われたヨーデルフェストで最高級クラス1級を受賞したヨーデル歌手。民族音楽を学ぼうとドイツやスイス、オーストリアへの留学経験を持つ。帰国後の1994（平成6）年には、ヨーデルを中心としたアルプスの音楽隊「エーデルワイスムジカンテン」を結成。全国各地でホール公演やコンサートを行っている。

　北川さんによると、2009（平成21）年には日本人初というヨーデルのCDをスイスで出版。2011（平成23）年にはドイツのオクトーバーフェストにアジア人ヨーデル歌手で初めてゲスト出演した。北川さんは現地のメディアでも話題になるなどスイス、ドイツなどヨーデルの本場での活動を続けている。

　ライブ当日は、「北川桜とエーデルワイスムジカンテン」による歌のほか、カウベル演奏も披露される。オンラインとオフラインでの公演を行い、いずれもスマートフォンで3カ国語同時翻訳が楽しめるよう工夫するほか、オフラインではAR演出やコンサート後の無料アフタートークイベントも行う。

　北川さんは「ドイツ民族音楽と日本の夏の歌をヨーデルで歌う企画となっており、ドイツと日本の音楽文化の融合に挑戦する。毎回違う来場者特典もあり内容は来てのお楽しみ。夏に歌ったあの歌この歌を、ぜひヨーデルで楽しんでいただければ」と話す。

　開催時間は15時～。チケットはオンライン・オフライン共に2,750円（90歳以上はいずれも5円、港区民は無料）。収録配信の視聴料金は2,200円。問い合わせ先は桜企画（TEL 03-3315-1581）まで。