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日枝神社で「山王祭」 新作山車の披露や嘉祥祭も

「山王祭」の期間中に展示する新作の「象山車」(イメージ)

「山王祭」の期間中に展示する新作の「象山車」(イメージ)

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 日枝神社(千代田区永田町2)で6月7日、「山王祭(さんのうまつり)」が始まる。

「山王嘉祥祭 和菓子のまつり」過去開催の様子

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 京都の祇園祭、大阪の天満祭と並ぶ日本三大祭りに数えられる。神田祭、深川八幡祭の一つである江戸三大祭としても知られ、本祭は神田祭と隔年ごとに行う。江戸時代にはみこしが江戸城内に入ることが特別に許されていたことから、歴代の将軍が上覧拝礼する「天下祭り」として隆盛を極めたことでも知られている。

 同神社広報担当の内田博之さんは「コロナ禍になってから、山王祭も従来と同じように開催することができなかった。各祭典は神職・関係者のみで執り行い、稚児行列をはじめ神にぎわいの行事は中止を余儀なくされた。感染症の影響も減少した今年は、4年ぶりににぎやかな山王祭を執り行うことができると思う」と話す。

 8日は神楽殿で、赤坂氷川合唱団弥栄によるコーラスのミニコンサート「にっぽんの歌」を開催する。11日は3歳~7歳の子どもが華やかな稚児装束を身にまとい心身共に健やかに育つことを願う「山王稚児行列」を行う。16日は日本の伝統の和菓子を神前に献じ、人々の「疫難退散」と「健康招福」を祈る「山王嘉祥(かじょう)祭 和菓子のまつり」を実施する。

 ほかにも、「山王音頭と民踊大会」「日比谷高校箏曲部奉納演奏」「神楽囃子(ばやし)」「山王太鼓」「煎茶礼道日泉流野煎席」など、さまざまな奉祝行事も予定する。

 内田さんは「みこしや御鳳輦(ごほうれん)が氏子地域を巡行する『神幸祭』は来年になるが、同祭の行列に加わる『象山車』のお披露目や、子どもたちが描いた絵灯篭(えとうろう)の展示など、さまざまな祭典や行事を行うので、当社にお越しいただき山王祭を楽しんでほしい」と話す。

 開催時間は祭典や行事ごとに異なる。6月17日まで。

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