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赤坂2丁目の老舗パン店「長野ベーカリー」、今も1日1000個超販売

赤坂2丁目の六本木通り沿いに店を構える「長野ベーカリー」

赤坂2丁目の六本木通り沿いに店を構える「長野ベーカリー」

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 1948(昭和23)年に創業した赤坂2丁目のパン店「長野ベーカリー」(港区赤坂2、TEL 03-3583-4216)が9月、現在の店舗になって10周年を迎える。

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 創業者の長野重治さんが戦後、調理パンをメーンに開店した同店。2002年に設備の老朽化に伴い富士山の溶岩窯を導入するなどのリニューアルを行った。

「溶岩窯は遠赤外線の効果により中はふんわり柔らかく、外はパリっと仕上がる」と2代目店主の長野悦子さん。そのため、現在は調理パンだけでなくフランスパンなども販売できるようになったという。

 商品は常時100種類以上を用意。創業者の名前を冠したロールバター「しげじロール」(130円)は生地にマーガリンを練り込むなど今も変わらない製法で作っている。ほかに、1日当たり100個以上販売する「コロッケパン」(200円)や「カレーパン」(185円)、「明太フランス」(200円)などを用意する。これらのパンは合わせて1日当たり1000個以上販売する。

 「先代はいつも『材料の質を落としてはいけない。素材を吟味して使うように』と言っていた。その言いつけを今も守り、材料の値段が上がっても素材にこだわるようにしている」と長野さん。「今後も、いい素材があれば積極的に取り入れ、皆さんに喜んでもらえるパンを提供していきたい」とも。

 営業時間は7時~19時。土曜・日曜・祝日定休。

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