赤坂経済新聞の2011年上半期のPV（ページビュー）1位には、赤坂見附のカジュアルレストラン「フーターズ」が、フーターズガールの頂点を決める世界大会「ミスフーターズ」の日本代表を決定したことを伝えた「赤坂のフーターズ、『ミスフーターズ』日本代表を決定－20歳の女子大生」が輝いた。ランキングは今年1月1日から6月30日までに配信したヘッドラインニュースのPVを集計したもの。

赤経1位はミスフーターズ

　ミスフーターズ関連のニュースは、他の媒体で取り上げられることが少なかったことから、読者の高い注目が集まった。昨年10月のオープン以来、いまだに連日長蛇の列となる同店は、赤坂エリアの新たなランドマークになりつつある。

　10位までのランキングは以下の通り。（カッコ内は掲載日）

1. 赤坂のフーターズ、「ミスフーターズ」日本代表を決定－20歳の女子大生（6/13）
2. 西武プロパティーズが赤プリの再開発案を発表－赤坂エリア最大級の複合施設へ（2/16）
3. 赤坂に焼き肉店「5298」－A5ランクの肉のみ提供、女子会コースも（3/8）
4. 赤坂の上方すし店「福槌」、赤プリ避難者を調理補助として雇用（5/10）
5. 「今なら入れる」－行列ができる赤坂の中華店「金葉庭」、震災で行列減り新規客（3/24）

6. 赤プリにクォン・サンウさん－日本初の本格的ディナーショー開催へ（1/21）
7. 赤坂の「板前寿司」、震災後の客数半減－ランチ限定セットも販売中止（3/23）
8. 赤坂にバイキング居酒屋－90分2,000円で飲み食べ放題（1/15）
9. 赤坂の飲食店から客足遠のく－中華料理店「うずまき」店主語る（3/21）
10. 赤プリ閉館後、被災者受け入れ－石原都知事が記者会見で発表（3/24）

　3月末に閉館した「赤プリ」関連の記事が多数ランクイン。閉館後は福島県被災者の避難所となったことから、マスメディアでも取り上げられ広く関心が集まった。「赤坂の上方すし店『福槌』、赤プリ避難者を調理補助として雇用」（4位）のように、赤坂エリアの企業や住民から多くの支援も寄せられた。6月30日をもって避難所としての役割は終了。「西武プロパティーズが赤プリの再開発案を発表」（2位）で報じたように、大型複合施設へと生まれ変わることが決まっている。

　5位、7位、9位は震災後に広まった自粛ムードのため、赤坂エリアの飲食店から客足が大きく遠のいたことを報じた記事。売り上げ悪化により閉店した店舗もあり、震災による直接的な被害はなかったものの、その影響は決して小さくなかったことがうかがえた。

　多くの飲食店が軒を連ねる赤坂エリアでは、3位の「赤坂に焼き肉店『5298』」のようなオープン情報や、ランチ情報などが多くのアクセスを集める傾向がある。震災以後、厳しい状況にある飲食店の復興支援という意味合いも含め、下半期もこうした情報は積極的に伝えていきたい。