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赤坂の上方すし店「福槌」、赤プリ避難者を調理補助として雇用

愛媛県の郷土料理を福槌(つち)風に仕立てた「夏かん寿司」

愛媛県の郷土料理を福槌(つち)風に仕立てた「夏かん寿司」

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 溜池山王の上方すし店「福槌」(港区赤坂2、TEL 03-3560-7577)が4月26日より、旧グランドプリンスホテル赤坂(千代田区紀尾井町1)に避難している福島県被災者の雇用を始めた。

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 「茶巾寿司」「ちまき寿司」などに代表される「上方ずし」を提供し、皇室主催の園遊会にも提供していることで知られる同店。店舗を運営する「有識(ゆうしょく)」の採用担当者は「もともと中国人をアルバイトで雇っていたが、原発事故の影響で急きょ本国に帰ってしまった。ちょうど震災後は売り上げが減少していたこともあり、このまま欠員でもいいかと思っていたが、赤プリに避難されている方の支援をと思い、アルバイトの募集を行った」と話す。

 募集にあたっては、「赤プリ」の避難者支援を積極的に行っている「赤坂ひよこクラブ」の協力の下、募集要項を同ホテルのロビーに貼り出した。「赤坂ひよこクラブ」は赤坂にある老舗の若だんなや店舗、地元住民、企業などで結成されている地域組合。

 募集内容は、通常の雇用条件と同様の調理補助として時給1,100円から。

 6人の応募があったが、業務が早朝からということもあり条件に合う人として、福島県二本松市から1人で避難してきた服部喜宏さん(19歳)が採用された。

 「90歳の祖母の介護のため、両親は地元に残らなければならなかった。ホテルに避難できたのは良かったが、やはり肩身はせまく何か仕事をしたいと思っていた」と話す。「赤プリ」での避難期間が終了となる6月末以降については「未定」としながらも、「原発事故は怖い。避難期間が終わっても地元に帰っていいものか分からない不安がある」とも。

 「赤プリ滞在中に働きたいと思っている方はまだまだ大勢いる。弊社だけでは限界があるので、こうした動きが赤坂に広まってほしい」と担当者は話す。

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