日本財団ビルでインターンシップ・フェア-次世代を担う学生が多数参加

学生の熱心な質問に対し、企業の経営者も熱く語った。

学生の熱心な質問に対し、企業の経営者も熱く語った。

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 若者の起業家や経営者の育成のための支援活動をしているNPO法人エティック(渋谷区)は12月5日、日本財団ビル(港区赤坂1)で「インターンシップ・フェア 2010・春」を開催した。

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 同団体は1993年に設立し2000年に法人化した起業家を育成するNPO法人。学生の長期実践型インターンシップの募集やソーシャル・ビジネスで起業する若者を支援し、これまでに多くの起業家を輩出してきた。

 今回のインターンシップ・フェアは年に2回開催される、企業と学生をつなぐマッチングイベント。参加企業の経営者が学生100人の前で3分間のプレゼンを行い、その後ブースにて学生と経営者が直接対話するスタイル。参加した学生は、後日、興味を持った企業の経営者との面接を経て、インターンシップに挑戦できるという流れ。同団体を通じてインターンシップを経験したスタッフの落合拓史さん(東京学芸大4年)は「インターンシップとして実際に現場で働くことで、学生生活では味わえない、シビアな世界を体験することができ、社会で働くことを真剣に考えるようになった」と話した。

 今回は約25のベンチャー企業が受け入れ先として参加。営業から新規事業立ち上げまで、仕事内容はさまざま。受け入れ企業として参加したフィッツコーポレーションの稲垣則良氏は「学生は素直で、全力で取り組んでくれるところがよい。またインターンを採用することで、彼等の熱意に周りも感化される」と志の高い学生の挑戦に期待する。

 当日、会場を訪れていた首都大学東京3年の女性は「事業内容に共感できた企業の経営者の話を直接聞けたのが良かった。インターンを通じて自分もその企業の力になりたい」と、初めてのインターンに挑戦する。

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