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「サントリーホール サマーフェスティバル」開催 最新の現代音楽を紹介

作曲家の三輪眞弘さんがインドネシアの楽器「ガムラン」をテーマに開催する「En-gawa」のイメージ イラスト:KITA

作曲家の三輪眞弘さんがインドネシアの楽器「ガムラン」をテーマに開催する「En-gawa」のイメージ イラスト:KITA

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 サントリーホール(港区赤坂1、TEL 0570-55-0017)で8月23日、最新の現代音楽を紹介するイベント「サントリーホール サマーフェスティバル 2023」が始まる。

作曲家の三輪眞弘さん

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 「サマーフェスティバル」は、同ホール開館時の1987(昭和62)年から毎夏に開催する現代音楽の祭典。2018(平成30)年からは「サントリーホール サマーフェスティバル」として、「ザ・プロデューサー・シリーズ」「テーマ作曲家」「芥川也寸志サントリー作曲賞選考演奏会」の3企画で開催。企画ごとに公演をひも付けているという。

 今年の「ザ・プロデューサー・シリーズ」は、作曲家の三輪眞弘さんがインドネシアの音楽「ガムランのコスモロジー」をテーマに開催。小ホール「ブルーローズ」では、プロジェクト型コンサート「En-gawa」を行う。「ひらかれた家」を設置した会場は、開催時間内は出入り自由でパフォーマンスや屋台などを楽しむことができるという。大ホールでは「Music in the Universe」を開催。4人の作曲家によるガムランの新作の初演も披露する。

 「テーマ作曲家」企画の「国際作曲委嘱シリーズ」では、テーマ作曲家のオルガ・ノイヴィルトさんを迎え「作曲ワークショップ×トークセッション」を行うほか、委嘱新作初演演奏会の「オーケストラ・ポートレート」では初演奏となる「オルランド・ワールド」など4曲を披露する。このほか、「室内楽ポートレート」も開催。

 「芥川也寸志サントリー作曲賞選考演奏会」では、「第33回芥川也寸志サントリー作曲賞候補作品」から3作品を披露するほか、「第31回芥川也寸志サントリー作曲賞受賞記念サントリー芸術財団委嘱作品」として桑原ゆうさんが手がけた「葉落月の段」を初披露する。

 サントリーホール広報担当の伊藤雅美さんは「現代音楽は少し難しく感じたり、あまりなじみがないと思ったりする人も多いかもしれないが、同じ時代を生きる作曲家たちによって生み出される音楽を先入観なく感じるままに聴いてみてほしい」と話す。

 チケットと開始時間は公演ごとに異なる。8月28日まで。

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