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赤坂・虎屋で「再開御礼!『虎屋文庫の羊羹・YOKAN』」展 新店舗で初の企画展

1953~1960(昭和28~35)年頃のとらやの「缶詰羊羹」

1953~1960(昭和28~35)年頃のとらやの「缶詰羊羹」

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 「再開御礼!『虎屋文庫の羊羹・YOKAN』」展が11月1日、赤坂の老舗和菓子店「とらや 赤坂店」(港区赤坂4)の「虎屋 赤坂ギャラリー」で始まる。

1695(元禄8)年の「御菓子之畫圖」より300年以上前のようかんの絵図(画像左から3番目)

 「虎屋文庫」は1973(昭和48)年、和菓子文化の伝承と創造の一端を担うことを目的に創設された菓子資料室。「とらや」は長年にわたり宮中の御用を務めてきたことで、菓子の絵図帳や古文書、古器物などが数多く伝えられている。同文庫では、その資料を保存・整理するとともに、さまざまな菓子資料を収集し、展示開催や機関誌の発行などを通して和菓子の情報を発信している。

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 資料室では店舗の建て替えに伴い、2015(平成27)年をもって展示開催を一時休止していた。今回は新店舗での初めての開催で、4年ぶりの企画展となる。今回は日本人に親しまれてきた「羊羹(ようかん)」に焦点を当て、ようかんの歴史や300年以上前のようかんの絵図、虎屋が発売してきた歴代のパッケージ、ようかんにまつわる豆知識などを紹介する。毎週月曜と11月9日・23日の10時30分からは無料で展示解説も行う。

 ギャラリーの入り口には、江戸時代の漫画ともいえる1778年に描かれた「名代干菓子山殿(めいだいひがしやまどの)」の登場人物「羊羹和尚」の等身大パネルを設け、床几(しょうぎ)に腰かけて一緒に写真を撮ることができる。

 期間中は同店の2階に「虎屋文庫ブックストア」を開設。虎屋文庫の仕事内容やスタッフをパネルで紹介するほか、スタッフお薦めの書籍や和菓子関連の書籍なども販売する。11月16日、20日には新刊の「ようかん」をテーマにしたトークイベントも開催する(参加無料)。

 虎屋文庫展示担当者は「菓子屋ならではの展示として、史料から再現したお菓子もたくさん並べる。中でも一押しは、谷崎潤一郎の『陰翳礼讃(いんえいらいさん)』の世界を再現した空間。薄闇のなかで、ようかんが普段と違った表情を見せるのをお楽しみいただきたい」と話す。

 ギャラリーの開場時間は10時~17時。「虎屋文庫ブックストア」の営業時間は8時30分~19時(土曜・日曜・祝日は9時30分~18時)。11月10日は休み。入場無料。12月10日まで。

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