赤坂の老舗和菓子店「とらや 赤坂店」(港区赤坂4)が10月1日、リニューアルオープン1周年を記念したまんじゅうの販売を始める。
2018(平成30)年の同日にリニューアルオープンした同店。延べ床面積は約902坪。地下1階と地上4階建で、駐車場は9台備える。外観はガラス張りで自然光を採り入れた明るい店内で、設計は建築家の内藤廣さんが手掛けた。
期間限定で販売する「福寿饅頭(ふくじゅまんじゅう)」(2,530円)は、水戸黄門として知られる徳川光圀が友人の古希(70歳)の祝いに贈った70匁(もんめ)のまんじゅうを再現した。まんじゅうは現在の重さに換算すると260グラムで、あんは御膳あんを使い、皮には紅色で「福寿」と記した。
広報担当の奥野容子さんは「おめでたいといわれのある薯蕷(じょうよ)まんじゅうを、リニューアル1周年のお祝いとしてご用意した。『福寿饅頭』を販売する機会は限られているので、ぜひお召し上がりいただきたい」と話す。
同店の3階にはリニューアルを機に生菓子や限定品など、同店で販売する一部の菓子を製造する御用場を設置。しょうが入り焼菓子「残月」(280円)や、毎週土曜に数量限定で販売する白小豆ようかんの「月の暁」(3,500円)といった赤坂店限定の商品を製造している。
奥野さんは「白小豆の味わいが楽しめる『月の暁』や、つくりたてならではの味わいが楽しめる『残月』も、リニューアル1周年の機会に、ぜひお試しいただきたい」と話す。
営業時間は8時30分~19時(「残月」の販売は13時30分から、土曜・日曜・祝日は9時30分~18時)。「福寿饅頭」は10月31日まで。価格は全て税別。