赤坂エリアで9月14日から、赤坂氷川神社(港区赤坂6)で行われる「例大祭」にあわせ、「赤坂氷川祭」が開催される。
赤坂の飲食店による屋台が並ぶなか、盆踊りも行われる神社境内(過去の様子)
江戸時代から続き、赤坂で古くから親しまれる同祭。毎年3,000人以上が参加し、見学者などを含めると1万人以上が来場する。期間中は赤坂の街をみこしや山車が巡行するほか、境内には赤坂の飲食店が屋台を出店し、催し物も行われる。
初日は、「江戸型山車(頼義人形山車)」と「町会神輿」の2基が「宵宮巡行」を行う。一ツ木通りを出発し、赤坂見附駅と赤坂サカスを通り赤坂5丁目交番まで約2時間50分かけて巡行する。「例大祭」が行われる翌15日は、地元の幼児から中学生までが中心となって、赤坂小学校から赤坂サカスまでの約700メートルを「江戸型山車(日本武尊人形山車)」と「子供神輿」4基、アークヒルズ周辺を「子供神輿」1基と「子供山車」1基が巡行する。「神幸祭」が行われる最終日16日は、「頼義人形山車」と「日本武尊人形山車」、「町会神輿」14基の巡行に加え、赤坂芸者衆も登場する。
祭りの開催にあわせ、同神社及び赤坂街中ではさまざまな行事が行われる。13日と14日には赤坂Bizタワー前で、15日と16日には同神社で「山車展示」を実施し、15日には同神社内で氷川雅楽会による「奉納演奏」を行う。15日及び16日には同神社境内に赤坂の飲食店が屋台を出店し、TBS屋上で採れたハチミツを使った「ハチミツハイボール」(500円)を「赤坂ミツバチプロジェクト」のボランティアメンバーらが提供し、夜には同所で盆踊りも行う。
「今年は宮神輿と連合巡行、子供神輿などが2年ぶりに登場するほか、4月に開校した国際医療福祉大学の学生が山車を曳く。最終日の17時頃から行われる宮入は大変盛り上がるのでぜひ楽しみにしてほしい」とNPO法人赤坂氷川山車保存会事務局の惠川麗子さん。「山車の曳き手も募っているので興味がある人は問い合わせてほしい」とも。
巡行開始時間は、初日(宵宮巡行)=18時、2日目(子供神輿)=13時30分、最終日(神幸祭)=10時。神社境内での飲食店出店時間=15時~21時。盆踊り開催時間=18時30分~21時(ともに2~3日目)。山車の曳き手募集は、NPO法人赤坂氷川山車保存会事務局(TEL 03-3583-1935)で受け付ける。