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赤坂にホテル・ギャラリー・カフェ「TOKYO LITTLE HOUSE」 築70年の民家を再生

画像(左から)スタッフのサム・ホールデンさん、深沢晃平さん、カフェ店長の深沢愛さん、杉浦貴美子さん

画像(左から)スタッフのサム・ホールデンさん、深沢晃平さん、カフェ店長の深沢愛さん、杉浦貴美子さん

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 赤坂のエスプラナード赤坂通りに2月9日、「TOKYO LITTLE HOUSE」(港区赤坂3)がオープンした。

「TOKYO LITTLE HOUSE」外観

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 築70年の民家を改装し1階にギャラリーとカフェ、2階にホテルを併設する同店。敷地面積は11坪。編集者の深澤晃平さんとライターの杉浦貴美子さん夫婦が経営し、建物は深澤さんの祖母が以前住んでいた。深澤さんは「もともと東京の地理や歴史に関する仕事をしていた。この場所から東京の面白さを多くの人に知ってもらいたいと思い、ホテル、ギャラリー、カフェを併設した複合施設としてオープンした」と話す。

 1階のカフェでは、ハンドリップで入れる「コーヒー」(450円)や、長崎県東彼杵(ひがしそのぎ)の「ほうじ茶」「ラムネ」(以上400円)、クラフトビール「コエドビール」(700円)などを提供する。目黒の「もりかげ商店」の焼き菓子も用意。ギャラリーでは、東京の歴史をテーマにした展示をメイン実施。大きなテーマを1年ごとに設定し、1~2カ月ごとに内容を変える。現在は「東京零年」と題し、早稲田大学の佐藤洋一教授の協力の下、同建物が建てられた敗戦直後の東京をテーマにした写真を展示する。

 2階のホテルは、「昭和の暮らしが垣間見れる造りの部屋を和モダンにリノベーションした」と深澤さん。間取りは、床の間をしつらえた6畳の和室、クイーンサイズのベットとソファベットを備えた10畳の寝室、トイレやシャワー室のほか、電子レンジや冷蔵庫、IHクッキングヒーター、基本的な調味料を備えたキッチンも完備。最大5人まで宿泊することができる。和室にはこたつも備える。料金は(2万7,000円~)。3泊から受け付ける。

 深澤さんは「この場所を通して、赤坂の街にも昔の風景があったということを実感してほしい。建物の内装はセルフリノベーションしたので、祖母が使っていた昔ながらの雨戸や釜なども再利用するなど、いろいろな所にアイデアをちりばめている」と話す。

 ギャラリーとカフェの営業時間は11時~17時。ホテルの料金は1室2人利用時。1人増えるごとに3,000円。チェックインは15時、チェックアウトは11時。宿泊は同店のホームページで予約可能。

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