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とらやが高齢者向けようかん発売 舌でつぶすことができるやわらかさが特長

新商品の「やわらかようかん『ゆるるか』御膳」

新商品の「やわらかようかん『ゆるるか』御膳」

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 赤坂の老舗和菓子店「とらや」の「とらや 東急プラザ赤坂店」(千代田区永田町2、TEL 03-6457-9784)が9月7日、高齢者向けようかんを発売する。

「とらや 東急プラザ赤坂店」の外観

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 新商品の「やわらかようかん『ゆるるか』御膳」(378円)は、高齢者に「ようかんの味わいをいつまでも楽しんでもらいたい」というコンセプトのもと、同社と交流のある病院の協力を得て2014年から約3年の年月をかけて開発した。舌でつぶすことができるやわらかな食感が特長。

 材料には、あずき、寒天、砂糖のみを使い、餡(あん)の風味がしっかりと感じられる味わいに仕上げる。広報担当の早瀬寛太さんは「飲み込む力の目安としては、水やお茶が飲みづらいことがある方でも食べられる硬さを想定して作っており、食べやすさに配慮した食品である『ユニバーサルデザインフード』の規格も取得している」と話す。

 商品名の「ゆるるか」は、「源氏物語」や「枕草子」などで使われている言葉で、「ゆるやか」と同じ意味。「高齢になっても家族や友人と一緒に和菓子を囲んで、ゆったりとした豊かな時間を過ごしてほしい」との思いが込められているという。

 早瀬さんは「お客さまの中には『年配の方に差し上げるには、ようかんは少し硬く、贈り物としては難しい』という方もいらっしゃる。自分の大切な人にいつまでもおいしいものを召し上がっていただきたいという気持ちは、誰もが共通に持っているもの。噛む力、飲み込む力が弱くなった方であっても、当商品を通して豊かな食の時間を持っていただけたら」と話す。

 営業時間は10時~19時(土曜・日曜・祝日は17時30分まで)。東急プラザ赤坂店、東京ミッドタウン店、元赤坂一丁目店、銀座店、日本橋店、帝国ホテル店、TORAYA TOKYOなどで取り扱う。

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