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赤坂の選書専門店でドストエフスキー読書会 約半年かけて五大長編を読破

「連続する読書会『ドストエスフキー』」のオリジナルスタンプカードを持つ店主の竹田信弥さん

「連続する読書会『ドストエスフキー』」のオリジナルスタンプカードを持つ店主の竹田信弥さん

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 赤坂の選書専門店「双子のライオン堂書店」(港区赤坂6)が現在、ドストエフスキーの5大長編を読破する読書会を開催している。

「双子のライオン堂書店」内観

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 2003年にインターネット古書店として創業した同店。2013年に新刊・古書店として文京区白山に実店舗を開店、昨年10月に赤坂へ移転した。読書会を始めたのは白山時代。「書籍を『売る』ことよりも『読書』を促進したい」という店主の竹田信弥さんの思いから『日本文学全集』の刊行に合わせて開催。その後、作家や出版社の依頼、客のリクエストにより様々な本の読書会を開催してきた。

 現在開催している「連続する読書会『ドストエスフキー』」は約半年間かけてドストエスフキーの5大長編『罪と罰』『白痴』『悪霊』『未成年』『カラマーゾフの兄弟』を読破するというもの。先月8日に第1回『罪と罰』の読書会を開いた。

 同イベントを企画した背景について、竹田さんは「読書をしたいと思っていても、期限がないとなかなか進まないという人は多い。特にドストエフスキーの作品は気軽に手に取れるものが少ないため、作品を読むきっかけになればと思い企画した」と話す。

 同イベントの参加条件は「その本を読了していること」だが、「『読了』の定義は参加者に任せる」と竹田さん。「無理してまで事前に読み込む必要はない。これまでには『仕事が忙しくて読書会当日までに読むことができなかった』という人もいたが、まったく問題ない。自己紹介から始め、お茶やお菓子を食べながらフランクな雰囲気で開催している。誰でも気軽に足を運んで欲しい」と参加を呼びかける

 次回は『白痴』の読書会を8月26日に開催する。店舗の営業時間は15時~21時。月曜・火曜定休。日曜不定期営業。

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