TBS、広告付き無料動画配信「無料見逃しサービス」トライアル開始

広告付き無料動画配信サービス「無料見逃しサービス」を始めたTBS外観。

広告付き無料動画配信サービス「無料見逃しサービス」を始めたTBS外観。

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 TBS(港区赤坂5)は2月3日より、現在地上波のゴールデン・プライムタイムで放送中の番組を期間限定でPC向けに広告付きで無料配信する「TBSオンデマンド無料見逃しサービス」をトライアルとして始めた。

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 配信するのは、現在放送中の金曜ドラマ「ラブシャッフル」「ウンナン極限ネタバトル!ザ・イロモネア」。番組を見逃してしまった人の「見逃しニーズ」を取り込み、視聴者の番組への関心を持続・向上させるのが狙いで、期間限定で実験的に配信を行う。「初回の放送を見逃し、これまで番組をご覧になっていなかった方々も地上波放送をご覧になっていただけるよう、番組のアピールにもつなげたい」と同社広報担当者。

 TBSホームページのほか、「テレビドガッチ」「Yahoo! JAPAN」のサイトでも配信を行う。最新話の放送終了2日後より配信を開始し、次回放送開始時まで配信を行う。ただし、「ラブシャッフル」の1~3話はサービス開始日より2月6日までの配信。「Yahoo! JAPAN」での「ザ・イロモネア」の配信は2月10日から。

 番組は1回の放送分を4~8回に分け、約5~15分単位で配信を行う。それぞれの動画の冒頭に動画広告を入れて配信し、無料で番組を提供するシステム。見逃し視聴サービスはこれまで国内で課金モデルでのサービス事例はあったが、放送中のゴールデン・プライムタイムのドラマ・バラエティー番組を「広告付き無料」で見逃し配信するのは民放キー局としては初の試み。「本トライアルの結果をもとに、今後の展開を検討していく」(同社)。

 また同社で展開している有料動画配信サービス「TBSオンデマンド」での配信も強化する。これまで同サービスではオリジナル番組をメーンに、過去に放送した単発のドラマなどを配信してきたが、視聴者の要望に応え、4月より過去に放送しヒットした連続ドラマなどの「ライブラリー番組」の配信を開始し、配信する番組の層を厚くする。現在、4月からの配信に向け準備中で、配信本数は連続ドラマ5作品(約50話)規模からスタートする予定。最終的にはドラマ以外を含め100作品規模の配信を目指す。

 配信は3月28日まで。

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