赤坂にタイ料理レストラン「ANANDA （アナンダ）」がオープンして3カ月が過ぎた。席数は47席。

タイ王宮内をイメージしたという店内

　オーナーのスパニーさんはタイ出身。約10年前までバンコクで両親がタイレストランを営んでおり、子どものころは店の手伝いをしていたという。その後、コンサルティング会社に就職し、ロンドン、ニューヨーク、日本で4年ずつ暮らし、現在は赤坂近郊に暮らしている。

　同店のスタッフは全員タイ人で、英語での接客にも対応できる。シェフは、ザ・ペニンシュラなどの海外ホテルで5年以上腕を振るっていたタイ人たちを起用し、「本格的なタイ料理を提供している」。「タイの王宮スタイルがそのまま感じられる雰囲気に仕上げた」という店内の装飾品は、スパニーさんがタイから直接取り寄せたもの。

　ランチメニューは「チキンのバジル炒め」「トムヤンクンラーメン」（以上1,000円）、「カオマンガイ」「チキンのグリーンカレースパゲティ」（以上1,100円）など。ディナーメニューは、スパニーさんの母親のレシピを再現した「ポークミンチ入りタピオカ蒸し団子」（980円）のほか、「パイナップルチャーハン」（1,860円）、「渡り蟹の炒め物ローストチリペースト風味」（1,910円）などを提供。コースメニューは3,900円（2人から注文可）から用意する。

　「赤坂にもタイ料理店はいくつかあるが、本格的なタイ料理を提供している店が見当たらなかった。本場の味を堪能していただければ」とスパニーさん。

　営業時間は11時30分～15時、17時30分～23時。日曜定休。