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とらやで「満月」ようかん 「月に集う」をテーマに

更科の深山にかかる満月を表した「新更科」

更科の深山にかかる満月を表した「新更科」

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 赤坂の老舗和菓子店「とらや」の「とらや 東急プラザ赤坂店」(千代田区永田町2、TEL 03-6457-9784)が現在、「月に集う」をテーマにしたようかんを販売している。

ハーフサイズの特製ようかん「満ちる月」

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 期間限定で用意する季節のようかん「新更科」(ハーフサイズ=1,944円、竹皮包=3,888円)は、信濃国(現在の長野県北部)の「更科」の深山にかかる満月を表現した物。山には小豆を使った煉ようかんを使い、月と紅色の空は白小豆、手亡、福白金時の3種類の豆を使った白餡(あん)で作った黄色と赤色の煉ようかんで表現する。同地は歌によく詠まれた月の名所であり、とらやが所蔵する江戸時代にあたる1773(安永2)年頃の資料にも、菓銘の記載が残されている。

 10月1日から販売を開始するハーフサイズの特製ようかん「満ちる月」(1,944円)は、満月が山の稜線をなぞるように空に昇る様子を表現した物。透明感のある琥珀製の月は、寒天と砂糖で作られており、空は小豆を使った煉ようかん、山は白餡(あん)を使った煉ようかんで表現する。

 広報担当の奥野容子さんは「秋は四季の中でもとくに月が美しく見える季節。昔から、月を鑑賞する宴が催されていたり、飲食をしながら月が出るのを待って拝む『月待ち』という風習も各地にある。 この秋は、ぜひ月にちなんだ和菓子を持ち寄って、家族やご友人とお月見を楽しんでいただきたい」と話す。

 営業時間は10時~19時(土曜・日曜・祝日は18時まで)。「新更科」は、一部の店舗を除き、全店で10月中旬まで取り扱う。「満ちる月」は、東急プラザ赤坂店では30本限定で取り扱うほか、東京ミッドタウン店、銀座店、日本橋店、TORAYA TOKYO、銀座三越、日本橋三越、日本橋髙島屋など、計25店舗で取り扱う。店舗により取扱数が異なるので要確認。無くなり次第終了。

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