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平河町で写真家の西村陽一郎さんの「青い花」の展覧会 青い「ツバキ」や「キク」など

スキャングラム透過陰画法で撮影した「ビヨウヤナギ」

スキャングラム透過陰画法で撮影した「ビヨウヤナギ」

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 平河町のギャラリー「みんなのギャラリー」(千代田区平河町1、TEL 03-6268-9658)が6月4日、「青い花」出版記念展覧会を開く。運営は鎌倉現代(千代田区)。

スキャングラム透過陰画法で撮影した「キク」

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 写真家の西村陽一郎さんによる写真集『青い花』の出版を記念して開催する同展覧会。写真集には、西村さんが約8年かけて撮り続けた作品から19種類84点を集録する。収録作品は、スキャナ上に置いた被写体をネガデータにすることで作る「スキャングラム透過陰画法」という撮影技法を用いる。同技法によって撮影された被写体は写真の中で色が補色に反転。目で見る本来の色が反転することで、 赤黄系の花を青色の花として映し出すことができる。

 会場では、写真集から選び抜かれた「ビヨウヤナギ」「ノボロギク」「キク」「ツバキ」をB1サイズに拡大し額装した作品など合計8点を展示するほか、写真集の販売も行う。また額装はしないが、写真集掲載作品84点すべての閲覧もできる。

 期間中はイベントも予定し、6月10日は「青い花」の世界観を詩の空間で楽しめる「詩人 新美亜希子朗読会」を開催。6月17日は、西村陽一郎さんと熊倉桂三さんの対談「写真集『青い花』ができるまで」を予定する。6月24日には、西村さんの過去作品を本人の解説を交えながら紹介する西村陽一郎トークショー「フォトグラム-光と影が反転した世界-」を開催する。定員は、各イベントとも15人。参加無料。要事前申し込み。

 「写真特有のシャープさと、背景が黒の作品が並ぶことで、静かで落ち着いた雰囲気の展示空間を作る」と、同ギャラリーディレクターの田森葉一さん。「身近な花の見たことのない新たな一面を、写真作品と写真集の両方からお楽しみいただけると思うので、ぜひ足を運んでいただきたい」とも 。

 開催時間は13時~19時。6月26日は17時まで。休廊日は月曜・火曜。6月26日まで。入場無料。

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