自由民主党（千代田区永田町1）は6月26日、7月の参議院選挙から解禁されるインターネット選挙活動に合わせ、スマートフォンアプリ向けの公式アプリ2種の提供を始めた。

ジャンピングゲーム「あべぴょん」に登場するゆるキャラ「あべちゃん」

　アプリの提供が始まった同日、同党本部ではアプリの発表会と参議院選挙に向けたネット戦略に関する記者発表を行った。出席した小池百合子広報本部長は「ネット選挙が解禁になることで、今後はより一層ネット上における政治の声が大きくなる。今回提供するアプリをはじめ、これからは積極的に最先端のネットツールを駆使し党の活動を発信していきたい」と話した。

　今回正式にリリースが始まったのは、同党の情報提供アプリ「自民NEWS」とジャンピングゲーム「あべぴょん」の2種。

　「自民NEWS」では、「ニュースフィード」で街頭演説の場所や政策に関するトピックスをはじめとした最新情報の確認や、候補予定者・党役員の検索機能、各当院のプロフィール閲覧が可能。選挙ポスターなどに掲載されている自民党のロゴに端末をかざすとCM動画が再生される画像認識技術（AR機能）も実装する。

　同時にリリースされた「あべぴょん」は、画面を傾けながら安倍総理をモチーフにしたゆるキャラ「あべちゃん」を操作し、空のかなたを目指すジャンピングゲーム。スコアの高さによって階級が認定されるもので、「安倍総理も挑戦しましたが、まだ“新人議員級”のようです」とネットメディア局長の平井卓也氏。

　「ネット選挙解禁に合わせ『自民党　電子パンフレット』や『自民党　生声チャネル』も順次リリースする予定。国民の皆さんには、アプリをはじめとしたネットツールを通し自民党とつながってもらいたい」とも。