●「麺 黒椿屋」(港区赤坂4、TEL 03-6277-7765)
こちらは、「紅虎餃子房」「万豚記」などの人気店を展開する際コーポレーションが赤坂に開いたラーメン店。
出来合いのスープなどは使わず、毎日しっかりと手間ひまかけてお店でじっくりと仕込んでいる本格派のお店です。
落ち着いた雰囲気の店内は非常にきれい。男性はもちろん、女性一人でも気軽にふらりと入って利用できます。
麺類は、大きく分けると、「らー麺、つけ麺、担々麺」の3種類なのですが、「らー麺」に分類される中でも、この店ならではの看板メニューが「鶏白湯塩(780円、写真上)」。きっちりと下処理を行なった大量の鶏ガラと老鶏の丸鶏、鶏挽肉を瞬発的に短時間で一気に炊いて乳化させて作った真っ白な鶏白湯スープは、臭みは無くてコクがあり、濃厚でクリーミー。かえしとして昆布やしいたけなどをベースにした塩だれを合わせて、やさしいけれども非常に力強い味わいのスープに仕上げられています。
細麺の上にのせられる具材は、定番のメンマに、細切りのネギと針しょうが。そして、どーんと3枚のせられた特製の蒸し鶏がこのラーメンに本当にぴったり。鶏胸肉を低温調理でしっとり仕上げたこの絶品蒸し鶏は、おつまみとしての注文もOK。ネギだれ(写真上)、辛味だれ(写真下)で食べる2つの味があり、それぞれ各380円です。
「鶏白湯塩」ラーメンの横に別皿で添えられているのは、ゆず酢風味のみじん切り玉ねぎ。食べ進む途中でこれを合わせれば、それまでとはまったく異なる味わいに変身。ラーメンをさらに楽しむことができますよ。
そして、「らー麺」シリーズの中のもうひとつの個性派、「海老味噌麺(880円、写真上)」もこの店ならではの一杯。丸ごと素揚げにしたえびをミキサーにかけてだしにして、さまざまな野菜類、調味料、生味噌などを合わせたら、自慢の鶏白湯スープを投入。えびの風味とコクを楽しめる味噌ラーメン。どっさりとえびもトッピングされています。
「際」ではおなじみの担々麺も各種揃っていますが、お店が「世界一辛い」と謳う、10辛の「炎の担々麺」は、汁なし(880円、写真上)と、汁あり(980円)を選べます。辛い物好きな方は、ぜひ食べてみてください。
「麺 黒椿屋」
港区赤坂4-2-3
ディアシティ赤坂一ツ木館1F
TEL03-6277-7765
11:30~翌3:00(土、日、祝、~22:30)
無休
【関連リンク】
◇B級グルメ王・柳生九兵衛の「赤坂うまいもんめぐり・ぐるグルメ!」《第21回》「ばんちゃんラーメン」(赤坂経済新聞)
http://akasaka.keizai.biz/column/50/
◇B級グルメ王・柳生九兵衛の「赤坂うまいもんめぐり・ぐるグルメ!」《第22回》「らぁめん家 69N’ROLL ONE 赤坂本店」(赤坂経済新聞)
http://akasaka.keizai.biz/column/51/
◇B級グルメ王・柳生九兵衛の「赤坂うまいもんめぐり・ぐるグルメ!」《第23回》「油そば専門店 ぶらぶら赤坂店」(赤坂経済新聞)
http://akasaka.keizai.biz/column/54/