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B級グルメ王・柳生九兵衛の「赤坂うまいもんめぐり・ぐるグルメ!」《第21回「ばんちゃんラーメン」》

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●「ばんちゃんラーメン」
(港区赤坂3、TEL03-3583-8119)

 前身の幡ヶ谷でのお店の時代を含めると、すでにこの道32年。お店はちと古めかしいのですが、提供されるラーメンは絶品! 66歳というご主人は、一見、少々気難しそうな強面に見えますが、実は、以前は芸人さんだったという一面を持ち、ラーメンはもちろん、ご主人の話を楽しみに訪れるという昔からの「ばんちゃんラーメン」ファンも多数。ご主人も伴七(ともしち)さんというお名前から、「ばんちゃん」と呼ばれて親しまれています。

数々の超有名人たちにも、この店のラーメン、餃子、そして“ばんちゃん”のファンも多く、小さなお店のカウンター席に座ると、隣で昨日テレビで見たあの人が普通にラーメンを食べていた。なんてことも……。

表の看板に「元祖和歌山梅干しラーメン」と書かれている通り、看板メニューはたっぷりと梅干しがのせられた梅干しラーメン。紀州で梅干し屋さんを営むご親戚から取り寄せた紀州の南高梅は、塩抜きして塩分を減らしてからたたいて使用。なんと1杯に6~7個分もの梅干しがのせられています。


特に人気なのは「しお梅ラーメン(900円、写真上)」。鯖節、鶏がら、日高昆布などを沸騰させず、じっくり煮込んで作った澄んだスープに、から煎りした塩、ほたて貝のエキスなどをきかせた塩だれを合わせているのですが、一口スープを飲むとそのコクとうまさにびっくり!

豚肩ロース製のしっとりしたチャーシューもこれまたおいしく、酸っぱさよりもほんのり甘味を感じるくらいのたっぷりの梅干しもさっぱりさわやかで心地よい。さすがは一番人気の、本当にうまいラーメンです!


また、しらがねぎと刻みチャーシューを、ごま油やラー油であえてたっぷりとのせた、もうひとつの看板メニュー「ねぎラーメン(900円、写真上)」もおすすめですよ。


そして、あの名優、松田優作さんがこれが大好きで、「いつでも食べたい」とリクエストしたのがきっかけで季節を問わず一年中出されるようになった「冷し中華(900円、写真上)」や、「ぎょうざ(5個、550円、写真下)」もぜひぜひ食べて欲しい逸品です。


ランチタイムには、大盛無料、または、ごはんを無料でサービス。お昼には、強面のご主人だけでなく、明るく朗らかな奥様もおり、やさしく迎えてくれるので、初めての方も恐がらず気軽に入ってみてください(笑)




「ばんちゃんラーメン」
港区赤坂3-19-13鈴木ビル1F
TEL03-6685-0511
11:30~14:00/18:00~翌1:00
不定休

【関連リンク】

◇B級グルメ王・柳生九兵衛の「赤坂うまいもんめぐり・ぐるグルメ!」《第17回》「鉄板焼き さとう」(赤坂経済新聞)
http://akasaka.keizai.biz/column/45/

◇B級グルメ王・柳生九兵衛の「赤坂うまいもんめぐり・ぐるグルメ!」《第18回》「炭焼ステーキくに 赤坂店」(赤坂経済新聞)
http://akasaka.keizai.biz/column/46/

◇B級グルメ王・柳生九兵衛の「赤坂うまいもんめぐり・ぐるグルメ!」《第19回》「BISTRO Q」(赤坂経済新聞)
http://akasaka.keizai.biz/column/47/

◇B級グルメ王・柳生九兵衛の「赤坂うまいもんめぐり・ぐるグルメ!」《第20回》「神戸牛懐石511」(赤坂経済新聞)
http://akasaka.keizai.biz/column/48/

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