
『白色光の影を浚う』(遠坂八重・祥伝社)装画:ふすい デザイン:bookwall
限界会社員ミステリー『死んだら永遠に休めます』(朝日新聞出版)で話題を集めた遠坂八重による、およそ一年ぶりの書き下ろし長編『白色光の影を浚う』が祥伝社より発売されました。第25回ボイルドエッグズ新人賞を受賞したデビュー作『ドールハウスの惨劇』に続くシリーズ3作目で、探偵の男子高校生コンビが登場します。シリーズファンはもちろん、本作から読み始めても楽しめる内容です。
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6年前、7歳の少女が車に轢かれて亡くなった。
事故に関わる人々の過去と現在が交わるとき、衝撃の真実が明らかになる──
鎌倉の名門・冬汪高校に通う滝蓮司と卯月麗一は、学内便利屋「たこ糸研究会」の活動に勤しんでいる。ある日二人は、一年生の曽我朝美から奇妙な相談を受ける。朝美は長年、部屋に閉じこもる幼馴染・新藤文乃とドア越しに対話を試みてきたが、先月、部屋の中から聞こえた生活音や差し出されたメモの筆跡が、明らかに文乃のものではないというのだ。調査に乗り出す二人だが、文乃の引きこもりの原因を聞くなり、麗一の態度が一変する。文乃は、六年前の交通事故で妹を亡くしていた。そしてその事故には、麗一の父親が関わっていた――つらい記憶に向き合う痛みとその先にある光を描く物語。
試し読み
著者・遠坂八重より
本作は、初めて描くことができた感情がたくさんつまった、
私自身、とくに思い入れの深い大切な一作です。
一人でも多くの方にお読みいただけたら嬉しいです。
担当編集者より
はじめて原稿を読んだとき、ものすごい物語に出会ってしまった、と思いました。一人の少年が背負うには重すぎる運命と、彼がもう一人の少年と出会い育んだ絆、そして事故の裏に隠された嘘と罪。そのすべてがつながり、この物語が本当に伝えたかったメッセージが浮き彫りになる終盤は圧巻です。『ドールハウスの惨劇』『怪物のゆりかご』に続くシリーズ3作目ではありますが、本作から読んでも問題なく楽しめる内容になっています。今もっとも勢いのある若手作家・遠坂さん渾身の一作を、ぜひお楽しみください。

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【著者紹介】
遠坂八重(とおさか・やえ)
神奈川県出身。早稲田大学文学部卒業。2022年に第25回ボイルドエッグズ新人賞を受賞し、『ドールハウスの惨劇』(祥伝社)でデビュー。著書にシリーズ2作目の『怪物のゆりかご』のほか、『死んだら永遠に休めます』(朝日新聞出版)『廃集落のY家』(角川春樹事務所)がある。
【白色光の影を浚う】
【著者名】遠坂八重
【発売日】2026年5月11日
【サイズ】四六判
【ページ】344頁
【定価】1800円+税
【ISBN】9784396636944
https://www.sun.s-book.net/slib/slib_detail?isbn=9784396636944&jcode=
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