赤坂支所で子どものための体験講座-子ども版地域情報誌作成も

同事業の試行講座として開催された朗読会講座の様子。

同事業の試行講座として開催された朗読会講座の様子。

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 赤坂地区総合支所(港区赤坂4)の地区政策課は、地域の子どもたちを育てるための体験講座を設ける「子ども中高生共育事業」を今年度より本格的に始動する。

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 港区の行政運営は全区的な「分野別計画」と地域の課題を地域で解決するため各総合支所が策定する「地区版計画」で構成。同事業は2007年度の赤坂地区版計画書で策定された事業で、「子どもを育てるための事業を充実してほしい」などの声が上がっていたことから始められた事業。赤坂地区総合支所では今年度同事業に991万円の事業費を割り当て、事業を展開していく。

 地域で活動する住民やNPO団体、地元企業などと連携・協働し、小・中学生、高校生を対象とした体験講座を設け、子どもたちの教育を行うことが目的。「驚き・感動・気づき」の機会となる講座やさまざま分野で活躍するプロフェッショナルとの交流の場を提供。職業訓練を目的とした講座やスポーツや文化に触れることを目的とした講座を設ける予定。「教育だけでなはく、地域の文化を伝えていくことも目的」と同事業担当者。

 今年1月以降より、試行的に朗読会とたこ揚げの講座を開講。朗読講座ではボイストレーナーが中心となり発生など朗読の基礎を教え、3月26日には区内で受講生による発表会を開催。たこ揚げ講座では、用意したたこ100枚を子どもに配り、子どもたちが自分たちの絵を描いたオリジナルのたこを作成した。

 同支所は昨年度、赤坂地区管内の小・中学校でモニタリングやニーズ調査を実施。モニタリングの結果及び試行講座の感想をもとに今年度から同事業を本格的に始める。年間で12講座を設ける予定で、夏休みや冬休みに集中的に講座を開く方針。子どもたちが自ら作成する子ども版の地域情報誌を作成する講座も計画している。

 各講座は地域のNPO団体や企業などで、子ども向け事業を展開している団体に運営委託するかたちで開講。4月以降、各種団体に協力を要請し運営委託する団体を決めていく予定で、順次参加する子どもたちを募ってさまざまな講座を始める。

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