米大学サマーリーグで野球留学-スポーツ留学支援企業が企画

アメリカで開催されている米大学サマーリーグの様子。

アメリカで開催されている米大学サマーリーグの様子。

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 アメリカへのスポーツ留学の支援事業やアスリートのマネジメント事業を展開するアスリートブランドジャパン(千代田区平河町1)は3月より、アメリカの大学サマーリーグに参加する野球留学プログラムの参加選手を募集している。

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 アメリカで開催されている大学サマーリーグとは、大学の野球部のオフシーズンに開催される非公式の野球リーグのこと。アメリカの大学野球部員は部活動のオフシーズンである5月から8月にかけて、大学の部活動とは別にサマーリーグのチームに所属し同リーグで活動を行う。60日間で43試合消化するというメジャーリーグ並みのスケジュールのリーグで、メジャーリーグの登竜門の一つとして知られる。

 同社はこれまで野球やバスケなどの短期~長期の留学プログラムを提供。費用の面やスケジュールの面から長期の留学が難しいことから、中期の留学プログラムを企画。2007年より外国人でも参加が容易なサマーリーグに参加する留学プログラムの提供を始めた。ターゲットは大学で野球をやめてしまった大学生や準硬式野球部に所属する大学生のほか、硬式の野球経験のある社会人なども視野に入れる。「大学以降、野球を続ける場が少なくなってしまうため、野球を続けられる環境を提供しようと企画した」と同社担当者。

 同プログラムの実施期間は5月末~8月上旬。現地での2~3日間の練習期間の後、6月初旬から始まる同リーグに参加し、2カ月間にわたり試合に出場するプログラム。カリフォルニア州のモントレーに本拠地を置くモントレー・ベイソックスが受け入れ球団となる。ホームステイでの留学で、同社がホームステイ先の調整や球団の手続きなどを行うほか、現地スタッフを用意するなど現地での生活をサポートする。

 2007年に行われた同プログラムには現・横浜ベイスターズの関口雄大選手が参加。同リーグで好成績を収めた。日本とは異なり、実戦主義の同リーグに参加することで自信をつけ、横浜ベイスターズの新人テストを受け、ドラフト会議で育成選手として指名されたという。

 「日本の選手にアメリカの野球を体験する機会を提供し、野球界の活性化につなげていきたい。中期のプログラムに力を入れており、今後は高校生を対象にしたプログラムも提供していく予定」と同社担当者。

 同プログラムは1カ月間だけの短期の参加も可能。価格は2カ月間=63万円、1カ月間=39万8,000円。定員は2人~4人程度。定員に達し次第受け付けを締め切る。申し込みは同社ホームページなどで受け付ける。

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