赤坂経済新聞

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「アパホテル」が創業50周年 「街をアパサカ見附にしたい」と元谷社長

元谷芙美子社長

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 赤坂に本社を置く「アパホテル」(港区赤坂3、TEL 03-5570-2111)が5月10日、創業50周年を迎えた。

著書「強運 ピンチをチャンスに変える実践法」を紹介する元谷芙美子社長

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 1971(昭和46)年、石川県金沢市で創業し、アパホテル1号店を1984(昭和59)年に金沢市に出店した同社。以降、国外にホテルを展開し、5月10日現在は国内626棟を展開している。2016(平成28)年からは、自動チェックイン機を積極的に導入し、近年は専用アプリでチェックインする「1秒チェックイン」やポストにキーを入れるだけの「1秒チェックアウト」など、IT技術を取り入れたサービスを行っている。

 赤坂への本社移転は2002(平成14)年。元谷芙美子社長は、2001(平成13)年に西麻布に自宅を建てたことをきっかけに、翌年「アパ赤坂見附ビル」を取得し、本社移転した。元谷社長は「赤坂は、司法、立法、行政すべてが集まる日本の中心地であり、憧れだった。当時も今も、人と街には気品があり、由緒ある場所でとても大好きな街」と振り返る。

 同社では現在、宿泊客を対象に「VOD(有料チャンネル)無料」などの創業50周年キャンペーンを行っている。専用アプリとウェブサイト「アパ直」で「もう1泊1,000円クーポン」の配布、「マンスリープラン(サブスク)」(9万9,000円=30日間)なども行っている。

 元谷社長は「利用していただいているお客さまにとにかく楽しんでほしいと思い、今回のキャンペーンを考えた。創業から50年、一度も赤字を出したことがないのが最大の強みで、今後も積極的な新規出店を予定している」と話す。「ホテルは地域の外から人々を呼び込む重要な施設であるため、より地域の飲食店や商店と協力して人の流れを作りたい。赤坂の街を活性化させ、アパサカ見附として盛り上げたい」とも。

 「もう1泊1,000円クーポン」配布は5月31日まで。「マンスリープラン」販売は6月30日まで(宿泊は7月31日まで)。

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