表参道「Kuh」オーナーシェフ伊藤和江さん、赤坂で不定期ランチ開始

伊藤和江さんが「テーブルスタジオ・タキトー」で始めた不定期ランチ「Kuh at テーブルスタジオ・タキトー」の「お肉のランチ」。

伊藤和江さんが「テーブルスタジオ・タキトー」で始めた不定期ランチ「Kuh at テーブルスタジオ・タキトー」の「お肉のランチ」。

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 表参道で玄米と自然食の料理を提供するレストランとして人気を集めていたレストラン「Kuh」オーナーの伊藤和江さんが4月1日より、「テーブルスタジオ・タキトー」(港区赤坂6、TEL 03-5575-0025)で不定期のランチ「Kuh at テーブルスタジオ・タキトー」の営業を始めた。

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 「Kuh」はフード・コーディネーターの伊藤さんが表参道で展開していたレストラン。「人」に「良い」と書く「食」に口をつけて「喰う」=「Kuh」と名づけた。玄米や自然食を使用する「マクロビオティック」の理論を取り入れた料理を提供する店として人気を集めていたが、建物取り壊しのため惜しまれつつも2007年に閉店。その後も伊藤さんは目黒区のホテル「クラスカ」リニューアルオープンで飲食のディレクションを務め、旬菜料理を提供する「kio・kuh(キオク)」を立ち上るなど精力的に活動を行っている。

 伊藤さんが不定期ランチの営業を始める「テーブルスタジオ・タキトー」は、陶器問屋タキトー(目黒区)が赤坂で展開する「テーブルスタジオ」。器の販売のほか、有名飲食店のシェフによる料理教室などを行っており、これまで料理教室が行われない昼の時間には独自にランチの提供なども行ってきた。

 同スタジオで料理教室や、「Kuh」でも行っていた陶器を修復する「金繕い教室」を開講してきた伊藤さん。「Kuh」復活を求める声などがあったことから、同スタジオとコラボレーションし不定期でランチを提供する「Kuh at テーブルスタジオ・タキトー」の営業を始めた。同スタジオとコラボレーションすることで店舗を構えず「Kuh」の営業を実現。営業日を決めずに不定期で営業することで来店しようとする人の記憶に残るようにする新しいスタイルでランチを展開する。伊藤さんと同スタジオがコラボレーションすることで互いの認知拡大や需要獲得にもつなげる。「レストランというカタチではないので、他の店舗ではできないことを行っていこうと考えた」と伊藤さん。

 同スタジオの面積は約23坪。席数は最大40席。ランチの営業中は「Kuh」で使用していたBGMを流し、「Kuh」復活の演出を行う。陶器問屋が展開する「テーブルスタジオ」という強みを生かし、同スタジオの器をアレンジして使い、ランチを演出する。

 ランチは「Kuh」同様、玄米や自然食を中心とした料理を提供。「薬味のたっぷりお豆腐」「豚しゃぶサラダ 辛味ソース」「身欠きにしんの焼き物」などをメーンに、旬の素材や玄米を使用し、体のバランスを整えるような料理を用意する。ランチのメニューは定期的に変更していく予定で、「薬味奴のランチ」(1,000円)、「お肉のランチ」(1,200円)、「お魚のランチ」(1,300円)、肉または魚のランチと薬味奴のランチを組み合わせる「盛り合わせランチ」(1,500円)を提供する。「最近は疲れていて元気のない人も多いので、玄米や自然食を使用し『マクロビオティック』の理論を取り入れた体調を整える料理で体の内から元気になってもらいたい」と伊藤さん。

 月に10日間程度営業していく予定で、4月の営業日は4月7日~10日。営業時間は11時30分~15時。「金繕い教室」は4月9日・22日に開く。14時~17時。受講料は5,000円。

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