故浜田幸一さんは「気さくな人だった」-行きつけの店「室町砂場」のおかみ語る

浜田さんが愛した「天ざる」(1,550円)と「冷しるこ」(650円)。「天ざる」は「室町砂場」が発祥でもある

浜田さんが愛した「天ざる」(1,550円)と「冷しるこ」(650円)。「天ざる」は「室町砂場」が発祥でもある

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 8月5日に死去した「ハマコー」こと元自民党衆議院議員の浜田幸一さんは生前、赤坂の老舗そば店「室町砂場」(港区赤坂6、TEL 03-3583-7670)に足しげく通っていた。

浜田さんが行きつけていた赤坂の「室町砂場」

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 1964(昭和39)年、1869(明治2)年創業の日本橋本店唯一の支店として開業した同店。数寄屋造りの木造一軒家の店構えは現在も変わらず、浜田さんはいつも窓側の席に座り、名物の「天ざる」(1,550円)をすすっていたという。

 「浜田さんは議員になられる前からの常連。月3回はお見えになっていたのでは。甘いものもお好きなようで、食後には『しるこ』を召し上がることも多かった」と同店おかみの村松さん。議員時代には秘書や友人らを連れて店を訪れ、政界を引退した後も定期的に通っていた。しかし、1年ほど前に病気療養に入ってから、ついに再訪することはなかった。

 新聞で訃報を知ったという村松さん。故人の印象について、「気さくな人だった」と振り返る。「いつも『おはよう、そば食いに来たよ』と笑顔であいさつしてくださった。ほかのお客さまからも人気があり、愛されていた」という。

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