毎日ファッション大賞-新人賞に「ジョン・ローレンス・サリバン」柳川荒士さん

新人賞に選ばれた柳川荒士さんのブランド「ジョン・ローレンス・サリバン」の作品。

新人賞に選ばれた柳川荒士さんのブランド「ジョン・ローレンス・サリバン」の作品。

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 赤坂BLITZ(港区赤坂5)で9月6日、「毎日ファッション大賞」(毎日新聞主催)の表彰式が行われた。

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 同賞は、毎日新聞の創刊110周年を記念して1983年に創設。広くファッション界の優れた業績や独創的な活動を顕彰することで、文化・産業の発展と活性化を図る目的で行う。ファッション界で年間を通じて優れた成果をあげた個人・団体に贈る「大賞」のほか、最も優れた創作活動を行った新人デザイナーに贈る「新人賞」、長年にわたってファション界の発展に寄与し、功績のあった人などに贈る「鯨岡阿美子賞」、ファッション文化に貢献し、社会的インパクトを与えたと認められる人・団体に贈る「話題賞」を設ける。

 26回目を迎えた同賞大賞には、エコロジーや環境などの理念に立って企業活動を展開し、オーガニックコットンの普及に貢献したアバンティと大正紡績の2社が選ばれた。アバンティは、有機農法によって作られたオーガニックコットンの生地を輸入にとどまらず、原綿、糸や商品も供給。大正紡績は、オーガニックコットンを中心にシルクやリネンな、環境に優しい素材を使用し独自の糸を開発してきた。

 新人賞は、テーラリングに対する姿勢が評価され、プロボクサーからデザイナーに転向し、ブランド「ジョン・ローレンス・サリバン」を立ち上げた柳川荒士さん、鯨岡阿美子賞はモードの小道具として、花飾りを創り続けてきた「アトリエ染花」、話題賞には昨年、衣・食・住をコンセプトに銀座に旗艦店をオープンしたジョルジオアルマーニジャパンが受賞した。

 「世界ナンバーワンのオーガニックコットンのサプライヤーを目指したい」(アバンティ・渡邊智恵子社長)、「オーガニックコットンを使ってさらにファッショナブルな糸を作り上げていきたい」(大正紡績・野田和之社長)、「始めたころの勢いをなくさず、ぶつかっていくようなチャレンジャー精神でやっていきたい」(柳川さん)、「花飾りのパイオニアとしてモードの世界にさらに大きな存在界を示せるように精進したい」(アトリエ染花・チーフデザイナー川村智子さん)、「話題をつくって来年も話題賞を目指したい」(ジョルジオアルマーニジャパン・笹野和泉社長)とそれぞれ抱負を語った。

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