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小松製作所が被災地の高専学生に「コマツ奨学金」-10年間で総額2億円

小松製作所のリリース詳細

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 建設機械大手の小松製作所(港区赤坂2)は、東日本大震災で被災した国立高等専門学校(高専)の学生を支援するため、総額2億円の「コマツ奨学金」を支給する。4月15日に発表した。企業による高専学生の支援は初めて。

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 奨学金の支援期間は2011年度から10年間で、高専を管轄する国立高等専門学校機構に対し、毎年度2,000万円ずつ支給する。対象は被災地の一関や仙台、福島などの高専に通う学生たち。これらの高専では、震災で仙台高専の男子学生1人が死亡したほか、親を亡くした生徒も数人おり、自宅が全壊または流失し、就学が困難となっている生徒の数は100人に及ぶ。

 同社は過去10年で計233人の高専卒を採用し、技術開発や保全の部門などに配属している。日置政克常務は「ものづくりの国である日本は、数多くの優秀な技術者の方々によって支えられている。震災によって勉学を続けることができないという学生があってはならない。奨学金により将来の日本のものづくりを担う人材を応援していきたい」と話す。

 支援の開始時期や詳細については同機構より発表していく予定。

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