フレンチ「オステルリースズキ」が10周年-口コミで広がり赤坂に根付く

10周年を迎えた「オステルリースズキ」で人気のデザートビュッフェ。

10周年を迎えた「オステルリースズキ」で人気のデザートビュッフェ。

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 フランス料理店「オステルリースズキ」(港区赤坂5、TEL 03-3585-6080)が9月6日で10周年を迎えた。

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 「オステルリー」は、フランス語で田舎風高級料理店を意味する。料理の味はもちろん、「サービスも客に寄り添ったものを提供するレストランでありたい」と、店名に付いた。

 オーナーシェフの鈴木亨さんは、銀座東急ホテルのフレンチレストラン「ル ギンザ」を経て、スイスやフランスの高級店で修行。帰国後、江戸川区のフレンチレストラン「コバヤシ」でサービスを学び、1999年9月に自らの店を赤坂にオープンした。

 「あっという間の10年だった。一から赤坂でやっていくのは簡単ではなかったが、良い顧客がつき、口コミで広がってくれた。いつまでも変わらず愛され続ける店になれば」とこの10年を振り返る。

 メニューは、ランチから本格的なフランス料理を提供。「ランチコース」(平日のみ1,575円)には、食べ放題の自家製パン、日替わりメインディッシュと野菜の付け合わせ、デザートビュッフェ、温かいドリンクが付く。デザートビュッフェはカウンターより好きなものを3つ選ぶことができ、女性の人気が高いという。「ディナーコース」は「Menu A」(4,725円)などを用意。アミューズ 2皿、オードブル、スープ、メーンディッシュ、ワゴンデザート、温かいドリンクとお茶菓子をメニューのなかからセレクトできる。 「オードブル」(1,575円~)や「メーンディッシュ」(2,100円~)はアラカルトでもオーダーできる。

 ランチに来ていた赤坂のオフィスに勤める橋本範子さん(27)は「和牛ほほ肉の赤ワイン煮込みが、とろけそうなやわらかさで感動した。ぜひ友人とまた食べに来たい」と話していた。

 「フランス料理というと、まだまだ敷居の高い『肩の凝る場所』というイメージがあるが、わたしたちはそんなフランス料理のイメージを変えていきたい。肩の力を抜いておいしい料理とおいしいワインをゆっくり楽しんでもらえれば。これからの季節、キノコやジビエ(狩猟肉)などフランス料理の旬なものを食べに足を運んでもらえたらうれしい」と鈴木さん。

 営業時間はランチ=11時~14時、ディナー=18時~22時。日曜・祝日定休。

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