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ホテルアジア会館の無料ミニ冊子「よりみち手帖」が1周年 独自取材で構成

(左から)「よりみち手帖」作成スタッフの伊藤友希乃さん、戸田絵津子さん、新實あずささん

(左から)「よりみち手帖」作成スタッフの伊藤友希乃さん、戸田絵津子さん、新實あずささん

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 赤坂のビジネスホテル「ホテルアジア会館」(港区赤坂8、TEL 03-3402-6111)が、宿泊者向けに制作する冊子「よりみち手帖(てちょう)」が創刊から1年を迎えた。

2022年の創刊号から12月号までの表紙

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 昨年1月に創刊し、毎月発行している同冊子。ホテル滞在中の空いた時間を利用して、少し寄り道をする感覚で近隣散策に出かけてほしいと作成した。

 同冊子の大きさは縦10.5センチ×横9.9センチ。A4サイズの中厚紙を横に裁断した6面構成の正方形で、持ち歩くことを考慮し片手に収まりポケットに入れやすいサイズにしたという。表紙には各月にちなんだデザインを採用。紙面では、季節に合わせた特集や、近隣の旬な情報を中心にスタッフお薦めの飲食店や地元で長く愛されている店、徒歩で行ける隠れた見どころなどを紹介する。ホテルからの徒歩での所要時間も記載する。

 同ホテル宿泊営業課広報グループの戸田絵津子さんは「当館の和モダンを意識した内装に合わせ、冊子も和をイメージした色使いや雰囲気を意識している。冊子の冒頭に載せている一言メッセージの内容も、同じく和暦や日本の年中行事を意識している」と話す。

 配布場所はフロントとロビーのパンフレット棚。バックナンバーも用意しており客の要望に応じて手渡している。

 表紙に使う写真は、撮りためた近隣スポットの写真から選んだり、季節ごとに変わるホテルのロビーディスプレーを新たに撮影。特集内容やお薦めの飲食店は、ホテルの全スタッフから集めた情報から選び、冊子の作成スタッフが実際に足を運んで取材している。

 「お客さまから冊子について『すごくかわいいですね』『いつも楽しみにしています』という言葉をかけてもらったこともある」と戸田さん。「コロナ禍以前は、当ホテルの利用者の過半数が海外からのお客さまだった。入国制限が緩和され海外からのお客さまが戻ってきたので、今後は英語版も作成したい。『よりみち手帖』の取材を通してより地域とのつながりを深められたら」と話す。

 発行日は毎月1日(繁忙期はずれることもある)。同館に足を運べる人に限り一般への配布もする。

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