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「108 ART PROJECT 赤坂プロジェクト」が国際赤坂ビル跡の仮囲いに作品展示

「山車とお祭り」

「山車とお祭り」

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 「108 ART PROJECT 赤坂プロジェクト」事務局(中央区)が現在、外堀通りに位置する国際赤坂ビル跡(港区赤坂2)の仮囲いにアート作品6点を展示している。

「昭和のまち」

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 アートの力でまちの景観を豊かにし、にぎわいある街づくりに貢献することを目的に2021年に発足した「108 ART PROJECT」では、ビルオーナーやパートナー企業、アーティスト協力の下、ビル建設地の仮囲いアートなどのプロジェクトを展開している。

 今回の展示は、アーティストと地域の人々とのワークショップを初めて取り入れた企画という。作品コンセプトは「赤坂の『過去、現在、そして未来へ』」で、ライブペイントなどを行うアーティストの小田佑二さんが、地域住民とのワークショップで語られた情報を基に絵を描いた。

 タイトル「山車とお祭り」は、赤坂氷川神社の祭りを描いた作品という。「溜池」は、江戸時代のダムの役割を担っていた様子と、昔も今も政治の中心として在り続けている街を表現したという。「昭和のまち」は、高度成長期の象徴的な存在であった赤坂の街並みの様子を表現。「料亭」は、赤坂に多く点在していた料亭とその街並みを描きながら、日本の文化と魅力が多く詰まった料亭の重要性や、この先どんなに街が変わってもあり続けてほしいという思いを込めて描いたという作品。ほかにも、それらを基に再構成した作品2点を展示する。

 同プロジェクト事務局の嘉門隆史さんは「今回は、江戸時代から今も政治の中心であり続け、日本史の中で重要な役割を果たし変貌を遂げてきたという理由から赤坂という街を選んだ。絵の近くに説明文が付いているので、読んでいただき街に興味を持ってもらえたら」と話す。「外堀通りの車道を挟んだ反対側の歩道から見るのがお薦め」とも。

 展示は2024年1月までを予定する(一部は来年6月まで)。

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