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「赤坂ツインタワー」跡地、街名は「東京ワールドゲート赤坂」に

建物外観(イメージ)

建物外観(イメージ)

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 森トラスト(港区)とNTT都市開発(千代田区)が現在赤坂2丁目で進めている共同開発事業「(仮称)赤坂二丁目プロジェクト」の街区名称が5月12日、「東京ワールドゲート赤坂」に決まった。建物名称は「赤坂トラストタワー」になる。

「東京ワールドゲート赤坂」開発地

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 国家戦略特別区域特定事業の同プロジェクトは2021年1月に着工、2024年8月に第1期完工・開業を予定する。敷地面積は約1万5750平方メートル。建物は、地上43階・地下3階。延べ床面積は約22万平方メートルで、オフィス、ホテル、サービスアパートメント、店舗、クリニック、歴史文化発信施設などが入居する。

 街区コンセプトは「Next Destination~もう一度、街で会おう~」で、ニューノーマルのその先の未来で、多様な人々が再び出会い、交流するための目的地となることを目指す。赤坂エリアには「赤坂氷川神社」や大名屋敷跡など、江戸文化を今に伝える名所旧跡が点在し、個性豊かな街並みを形成していることから、同計画では、国際基準のホテルや大規模緑地、歴史文化発信施設を整備することで、新たな観光拠点の構築を目指す。

 顧客企業の多様化するニーズに対し、よりフレキシブルに応えるオフィスフロアは、森トラストが2020年完成の「神谷町トラストタワー」で導入した、顧客企業の内装デザイン自由度を高めた独自の内装引き渡し基準「クリエイティブフロア」をさらに発展させ、企業ブランディングを支援する共有部の独自デザイン対応など、新たな機能の拡充を予定する。

 ロゴは、東京ワールドゲートブランドの象徴である「世界に向けた門」をイメージしたデザインを踏襲しつつ、「赤坂」の地名の由来とされる「茜(あかね)坂」から、文字色に茜色を採用。同社によると、「土地の歴史を受け継ぎながら、グローバルビジネスを加速させる拠点として発展させていきたい」との思いを表現したという。

 森トラストの担当者は「新型コロナを経験して、人と人のつながり方が多様化したとともに、出会いや交流の価値が再認識されている。これからの時代を見据えたさまざまな場所や機能を整備することで、多様な人々が新しい体験を求めて集まる目的地になってほしい」と話す。

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