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とらやが月にちなんだ和菓子 限定のデザイン缶も

新商品の「和菓子缶 月と虎」(画像の詰め合わせ内容は9月30日まで)

新商品の「和菓子缶 月と虎」(画像の詰め合わせ内容は9月30日まで)

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 赤坂の老舗和菓子店「とらや 赤坂店」(港区赤坂4、TEL 03-3408-2331)が現在、お月見にちなんだ商品を販売している。

信濃国の「更科」の深山に懸かる満月を表現した季節のようかん「新更科」

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 今回は「月と和菓子」をテーマに7種類のラインアップをそろえる。9月15日に販売を始める新商品の「和菓子缶 月と虎」(3,327円)は、月をめでる虎をモチーフにした限定のデザイン缶に月見向けの菓子を詰め合わせる。缶には、小形ようかんの小倉2本と、黒砂糖・抹茶・蜂蜜・紅茶を各1本入れる。菊をかたどった丸い茶色の皮に小倉あんを詰めた最中「弥栄(やさか)」と、生地の表面に塗ったすり蜜が薄雲のかかった明け方の月を思わせるように作ったショウガ入り焼菓子の「残月」も各2個詰める。10月1日には、小形ようかんが「新栗」にかわる。「残月」(303円)と「弥栄」(216円)はバラでも購入できる。

 とらや広報担当の奥野容子さんは「この秋は和菓子をお供にお月見を楽しんでほしいと思い、気軽に食べてもらえるお月見にお薦めな菓子の詰め合わせを作った。お菓子を食べた後も日常的に利用してもらいたいと考え、オリジナルデザイン缶のセットにした。限定缶なので、ご自身用にはもちろん、コロナ禍で会うことが難しい家族や友達へのギフトにもお薦め」と話す。

 季節のようかん「新更科」(中形=1,944円、竹皮包み=3,888円)は、信濃国(現在の長野県北部)の「更科」の深山に懸かる満月を表現した。山は小豆を使った練ようかんで、黄色の月と紅色の空は白小豆、手亡、福白金時の3種類の豆を使った白あんの練ようかんで表現する。同地は昔から名月の里として有名な地で、とらやが所蔵する現在のカタログに当たる大正時代の菓子見本帳にも描かれているという。販売開始は9月上旬を予定する。

 ほかにも、暁のはかない月の光を思わせるような繊細な色合いに仕上げたという赤坂店限定の白小豆入りようかん「月の暁」(4,536円)も数量限定で用意する。

 9月16日には、草むらから立ち上がって月をめでるウサギを表した薯蕷(じょうよ)まんじゅうの「月下の宴(うたげ)」(486円)の販売を始めるほか、10月1日には、月が山の稜線(りょうせん)をなぞるように空を渡っていくさまを表現した特製ようかん「満ちる月」(1,944円)の販売も始める。

 奥野さんは「秋は空気が澄んでいることから、月が美しく見える季節。新月から上弦、満月になり、また欠けていく月。忙しい日々を過ごしていると、空を見上げる余裕がないかもしれないが、この秋は、和菓子をお供に、ゆったりとした気分で美しい月の満ち欠けをめでてもらいたい」と話す。

 現在の営業時間は9時~18時(土曜・日曜・祝日は9時30分~)。毎月6日定休。「月下の宴」は9月30日、「新更科」は10月中旬、「和菓子缶 月と虎」は10月31日まで販売。「満ちる月」を含め各商品、準備数に達し次第販売終了。

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