ANAインターコンチネンタルホテル東京(港区赤坂1、TEL 03-3505-1111)が6月7日、開業35周年を迎えた。
ダークチョコとホワイトチョコを使ったケーキを2個ずつ収めた「パズル・ショコラ」
1986(昭和61)年に開業した同ホテル。森ビルが日本初の民間大規模再開発事業として建設した「アークヒルズ」と共に、ANAホテルズのフラッグシップホテル「東京全日空ホテル」(旧名称)としてオープンした。その後、2007(平成19)年に「ANAインターコンチネンタルホテル東京」へとリブランドし、現在に至る。
同ホテル内のパティスリー「ピエール・ガニェール パン・エ・ガトー」では、35周年を記念して新作の紅白ケーキ3種類を販売する。「セレブレーション」は、ジャスミンが香るムースとラズベリーのケーキ。直径15センチのアントルメ(5,000円)と直径7センチのプチガトー(650円)を用意。アーモンド形の凹凸が連なるデザインは、同店のフランス人シェフパティシエが「インターコンチネンタルブランド」のアイコンから着想を得て製作した。
同ホテル広報担当の山下沙耶佳さんは「『セレブレーション』のトップに施す細い棒状のホワイトチョコレートを放射線状にした飾りと、フレッシュなラズベリーや金箔(ぱく)は華やかさを演出するためのもので、ピエール・ガニェールシェフ本人が考案した飾り方を取り入れた」と話す。
赤い四角形の「パズル・ショコラ」(800円)は、4つのパズルピースが合わさった遊び心を取り入れたデザインのチョコレートケーキ。同ホテル開業当初に使っていた高級チョコレートブランドの「カルマ」を使い、クリーミーなホワイトチョコレートとキレのあるダークチョコレートの2種類の味わいが楽しめるように仕上げた。
真っ白で艶やかな「ザ・ムース」(650円)は、バニラムースの中に甘酸っぱいラズベリーのゼリーを入れて抹茶のクリームと合わせ、甘いバニラとほろ苦い抹茶が口の中で広がるように仕立てた。チョウの羽をイメージしたというホワイトチョコレートの飾りには、同ホテルが「これからもチョウのように舞い上がっていけるように」との願いを込めたという。
山下さんは「当ホテルが開業35周年を迎えることができたのも、皆さまから長年にわたる温かいご支援とご愛顧をいただいたからと感謝している。そこで、これからのさらなる発展への願いを込めて記念のケーキを発売することにした。紅白の華やかなデザインは、お祝いの場や手土産にも喜ばれると思うので、ぜひ多くの皆さまにお楽しみいただければ」と呼び掛ける。
営業時間は7時~18時。8月31日まで。