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赤坂のチョコレート専門店が干し柿を使った新作チョコ再販売

「アストリオ(astrio)」

「アストリオ(astrio)」

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 赤坂のチョコレート専門店「MAMANO(ママノ) CHOCOLATE」(港区赤坂3、TEL 03-6441-2744)が5月3日、干し柿を使ったチョコレートの再販を始めた。

「アストリオ(astrio)」をカットした様子

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 「世界初」となるカカオの希少種「アリバカカオ」専門のフェアトレードチョコレートを提供する同店。販売を再開した「アストリオ(astrio)」(1,500円)は、干し柿の中にチョコレートガナッシュを入れた創作チョコレート菓子。大きさは直径約5センチ×高さ約4センチ。新商品として3月17日に発売したもので、販売開始から1週間で完売したという。

 ショコラティエの本間優作さんは「当店で開発した商品の中で、構想から商品化まで一番時間がかった商品。当初から定番化しようと思っていたが、一つ一つに手間がかかる商品であることや、発売日がホワイトデー直後だったということもあり、ほかの商品も品薄になってしまいすぐにご用意できなかった。やっと準備が整ったので再び販売を始めた」と明かす。

 同商品に使う干し柿は、チョコレートを閉じ込める器としてちょうどよい固さと、絶妙な口溶けでガナッシュとの一体感を産み出す柔らかさの両方を兼ね備えているという山形県鶴岡産の庄内柿を使う。ガナッシュは、静岡県牧之原の「カネロク松本園」の「燻製(くんせい)紅茶」や、赤ワインたる熟成のウイスキー、アリバカカオなどこだわりの材料を使ってまとめ上げたものを入れる。商品名はフランス語で渋味を意味する「astringent」と、三重奏の「trio」を合わせて「astrio(アストリオ)」にしたという。

 本間さんは「干し柿、薫製(くんせい)紅茶、ウイスキー、チョコレートはどの素材も渋味成分の『タンニン』が多く含まれており、それぞれの渋味が共鳴し合い、チョコレートが中心となって指揮者さながらにバランスを取りまとめ、しっとり響く渋味の『三渋奏=三重奏』が味わえるのがこの商品の特徴。冷蔵庫で冷やしたナイフでカットして少しずつゆっくりと楽しんでほしい」と話す。

 「購入直後は個々の素材の風味が際立ち、日数がたつにつれて干し柿とガナッシュがなじみ、角が取れ一体感を増していくため、好みに応じて異なる楽しみ方でお召し上がりいただける。半分は切り分けて冷蔵庫で寝かせて、賞味期限直前でお召し上がりいただくのがお薦め」とも。

 現在の営業時間は月曜~金曜=10時30分~20時(土曜日は19時まで)。日曜定休。オンライン販売は要送料別途。

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