赤坂の豊川稲荷東京別院で「大岡まつり」-大岡越前守忠相の信仰にちなむ

毎年、1300人前後の参拝を見込む「大岡まつり」。

毎年、1300人前後の参拝を見込む「大岡まつり」。

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 豊川稲荷東京別院(港区元赤坂1、TEL 03-3408-3415)は9月22日、「大岡まつり」を開催する。

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 赤坂豊川稲荷は江戸時代、大岡越前守忠相公(おおおかえちぜんのかみただすけこう)が、赤坂一ツ木にあった邸宅に「豊川稲荷本山」(愛知県)に祭られていた豊川叱枳尼真天(とよかわだきにしんてん)の分霊を祭ったことに由来する。大岡邸から現在地に移転したことで、ここが愛知県豊川稲荷の直轄別院となった。

 大岡越前は江戸中期の政治家。町火消し「いろは四十七組」を組織したり、貧窮者のために小石川養生所を設立したりするなど、名奉行としても知られている。

 その大岡越前守忠相公の信仰にちなみ、当日は11時から大岡公廟前で読経が行われ、祈とうを申し込むと野点の展待(てんたい)を受けることも。

 「大岡越前守忠相公が亡くなられて今年で約270年になる。お参りの皆さまには、大岡さまのように信仰を持つことにより、世の中の有り方、自分自身の在り方に対し、正しい判断力、正しい決断力を養っていただきたい」と同院住職。

 境内には大岡越前守忠相公が祭られているほか、子宝を授けるといわれる「子宝観音菩薩像」、本来人々が受けるべき苦しみを代わりに受ける「身がわり地蔵」などもある。

 当日は、道の駅「富楽里(ふらり)」が出店し、南房総の特産品の産直販売も行う。

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