赤坂のアパレルメーカー「NAIGAI(ナイガイ)」(港区赤坂7、TEL 03-6230-1650)が8月で100周年を迎える。
1920(大正9)年8月、名古屋で靴下製造・販売会社として創業した同社。創業者の依田耕一さん、小林雅一さんは当時、近代化されつつあった日本の社会生活の中で靴下が必需品になると考え、欧米にあった近代的な靴下編機を日本に持ち込み設立した。社名は国内の販売と共に、国外にも輸出する靴下の製造販売を目指し「内外(ナイガイ)」と命名した。
2015(平成27)年9月に赤坂に本社を移し、新たに1階と地下1階にショールームを併設。1階にオリジナルブランド、地下にライセンスブランドの商品を展示しており、シーズンごとの商品を展開する。今後の100年に向け、「素足以上に足どり軽い」をコンセプトに昨年、新たなナイガイブランドをスタートした。
今泉賢治社長は「創業の精神を貫き、靴下を世界中に広める努力をし続け、2020年に創業100周年の節目を迎えることができた。ナイガイが100年間こだわり続けて作り上げた靴下を、これからの100年も赤坂の街から多くの方に身に着けていただけることを目指して邁進していきたい」と意気込みを見せる。