赤坂の日本料理店「懐石辻留」(港区元赤坂1、TEL 03-3403-3984)が現在、テークアウトメニューを販売している。
1970(昭和45)年にオープンした同店。「魯山人(ろさんじん)の器で味わう、調和の取れた繊細な美味」をコンセプトに、旬の食材を使った懐石料理と酒を提供する。現在、新型コロナウイルス対策として、店内のアルコール消毒や従業員のマスク着用などを行っている。4月8日からテークアウト販売も始めた。
現在提供しているテークアウトメニューは、車エビの湯葉真薯(しんじょ)、シマアジの塩焼き、新ショウガ、新レンコンのご飯をセットにした「三品セット」(3,500円)や福子(ふっこ)などを入れた「四品セット」(5,000円)、アユ風干し、小茄子(なす)田楽、巻湯葉などを組み合わせた「六品セット」(9,000円)、「車海老春雨揚」などをセットにした「七品セット」(1万500円、以上価格は全て税別)など。現在は京都・祇園の和菓子店「鍵善良房」の甘露竹も付け、提供している。メニューは週替わりで用意する。
店主の辻義一さんは「旬のものとは素材の持ち味が一番おいしい時のことを指す。日頃からその持ち味を生かすことを心して、日本料理に精進している。楽しく召し上がっていただきながら、お客さまの気持ちが和んでもらえたらうれしい」と話す。
営業時間は12時~21時。注文は電話で受け付ける。